切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人

ドラマ化作品

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2014年12月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
368
ISBN:
9784041020517
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ドラマ化作品

切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人

  • 著者 中山 七里
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2014年12月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
368
ISBN:
9784041020517

「どんでん返しの帝王」が放つ、衝撃の社会派ミステリ!

臓器が奇麗にくり抜かれた遺体が発見された。やがてテレビ局に犯人から声明文が届く。いったい犯人の狙いは何か。さらに第二の事件が起こり・・・・・・。警視庁捜査一課の犬養が捜査に乗り出す! 臓器が奇麗にくり抜かれた遺体が発見された。やがてテレビ局に犯人から声明文が届く。いったい犯人の狙いは何か。さらに第二の事件が起こり・・・・・・。警視庁捜査一課の犬養が捜査に乗り出す!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

おすすめコメント

ジャックをめぐる様々な犯人説を逆手に取って現代医療に切り込む大胆な手口と驚愕の決め技。中山七里こそ日本のミステリー界を震撼させる “ 切り裂き魔” にほかならない。
――香山二三郎氏(書評家)

日本エンタメ界が誇る”どんでん返しの帝王”がまたやった!ラスト30ページに刮目せよ。
――大森望氏(書評家)

科学の進歩や社会の変革が新たなタイプの犯罪者を作り上げる。19世紀末のロンドンに生まれた切り裂きジャックもこの時代には21世紀型に生まれ変わるのだ。見よ、恐るべきチューンアップを。
――杉江松恋氏(書評家)

素晴らしい傑作ミステリだ。だがそれだけでなく、広く社会に問題を提起する作品としても超一級品である。
――永江朗氏(書評家)

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著者 中山七里さんインタビュー

「切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 【彼女の臓器は軽かった(ジャック)】殺害した犠牲者から臓器を根刮ぎ奪う現代に再臨した切り裂きジャックに刑事犬養が挑む!ただのPSYCHO-PASSな犯行かと思いきや、マスコミや匿名の悪意、臓器移植の問題なども絡 【彼女の臓器は軽かった(ジャック)】殺害した犠牲者から臓器を根刮ぎ奪う現代に再臨した切り裂きジャックに刑事犬養が挑む!ただのPSYCHO-PASSな犯行かと思いきや、マスコミや匿名の悪意、臓器移植の問題なども絡んできてテーマが壮大になっていくのが面白かったです。被害者に共通していることが早々に分かるのですが、犯人の目的が明確にならない不気味さや死体の手際の良い解体作業から医療関係者もしくはドナー関係者が怪しいと考えながら読む楽しさも良かったです。臓器移植って本当に色々な問題を抱えてるんですねえ。 …続きを読む
    黎明卿(禍腐渦狂紳士タッキー)
    2019年05月19日
    420人がナイス!しています
  • やっぱり中山七里の本は安心して読める。これは大きい。物語の展開もクライマックスに向けて息もつかせないし、さらにその上ヒネリも効いている。物語のテーマも、臓器移植推進の為に急がれたとされる脳死=人の死と やっぱり中山七里の本は安心して読める。これは大きい。物語の展開もクライマックスに向けて息もつかせないし、さらにその上ヒネリも効いている。物語のテーマも、臓器移植推進の為に急がれたとされる脳死=人の死とする定義に疑問を投げかけており、非常に考えさせられる。ラストシーン、他人に移植された我が子の心臓の鼓動に耳を寄せる母親の思いは、人の親なら誰しも共感出来るところだろう。さて、本作はシリーズ化されているようなので、次作も読もう。安心して。 …続きを読む
    青乃108号
    2023年06月02日
    337人がナイス!しています
  • カエル男殺人事件の時は、刑法第39条の問題提起だったが、今回は臓器移植の問題提起。カエル男殺人事件の古手川刑事が再登場!事件の捜査でいかに犯人を追い詰めていくかがミステリーの醍醐味と言えるが、この小説で カエル男殺人事件の時は、刑法第39条の問題提起だったが、今回は臓器移植の問題提起。カエル男殺人事件の古手川刑事が再登場!事件の捜査でいかに犯人を追い詰めていくかがミステリーの醍醐味と言えるが、この小説では臓器移植の法律や運用における課題について今回知ることができた。様々な意見があり、それぞれ納得する部分もあり、ドナーやレシピアント、その家族の悩みは計り知れないと思う。臓器移植に懐疑的になりつつあったが、最後の本来なら許されないドナーの家族とレシピアントのふれあいに涙が溢れた。このように両者がが幸せになれれ …続きを読む
    SJW
    2017年11月14日
    297人がナイス!しています

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著者紹介

中山 七里(なかやま しちり)

1961年、岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年にデビュー。同作は映画化もされ、「岬洋介シリーズ」として『おやすみラフマニノフ』『いつまでもショパン』と続きベストセラーとなる。その他の著書に『連続殺人鬼カエル男』『贖罪の奏鳴曲』『静おばあちゃんにおまかせ』『ヒートアップ』『スタート!』『追憶の夜想曲』『アポロンの嘲笑』『テミスの剣』『月光のスティグマ』『嗤う淑女』などがある。

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