折口信夫 魂の古代学

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2014年09月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784044092146
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折口信夫 魂の古代学

  • 著者 上野 誠
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2014年09月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784044092146

独自の古代学を切り拓いた折口信夫。多彩な仕事を貫く根源的な問いとは?

マレビト、依代、常世など数々の創造的概念によって、独自の古代学を切り拓いた折口信夫。多彩な仕事を貫く根源的な問いとは? 戦前の神道教学への批判。万葉集の初の口語訳。身体の美を語る芸能研究。自らの実感を表現する小説作品。震災下の朝鮮人殺害に抗議する激しい詩篇……。急激な近代化の渦中で、未来の日本人のために新たなる信仰を求めて時代と格闘。日本人の心の奥底にある古代的な宗教心性を解きあかそうとした、知の巨人の姿に迫る。

マレビト、依代、常世など数々の創造的概念によって、独自の古代学を切り拓いた折口信夫。多彩な仕事を貫く根源的な問いとは? 戦前の神道教学への批判。万葉集の初の口語訳。身体の美を語る芸能研究。自らの実感を表現する小説作品。震災下の朝鮮人殺害に抗議する激しい詩篇……。急激な近代化の渦中で、未来の日本人のために新たなる信仰を求めて時代と格闘。日本人の心の奥底にある古代的な宗教心性を解きあかそうとした、知の巨人の姿に迫る。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第1章 魂の学―折口信夫の棺を蓋う
第2章 神と天皇―ぶきように、したたかに生きる
第3章 抗議する詩人―静かだが呪うように
第4章 みんなの万葉集―悪戦苦闘する若き古典教師
第5章 芸能を裏側から視る―折口信夫の誕生

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「折口信夫 魂の古代学」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 折口の評伝を描きながら、思想をポイントごとに説いていく。全五章で、生涯の5つの期間に渡って、万葉集、神道との距離感、まれびと論など。著者の考えや感想もちょこちょこ挟まれるし、話題も多いので、論点を突き 折口の評伝を描きながら、思想をポイントごとに説いていく。全五章で、生涯の5つの期間に渡って、万葉集、神道との距離感、まれびと論など。著者の考えや感想もちょこちょこ挟まれるし、話題も多いので、論点を突き詰めるよりも賑やかな本。3ヶ月で万葉集を全部口語訳したというのはほんとうなのか…。すごいね。 …続きを読む
    吟遊
    2017年03月29日
    14人がナイス!しています
  • 折口信夫の入門書としては最良の一冊であると思う。筆者の折口への距離感が非常によくて、折口を信奉するのでもなく、断罪するのでもなく、近代日本に生きたひとりの思想家として時代の文脈のなかでその生きた姿を描 折口信夫の入門書としては最良の一冊であると思う。筆者の折口への距離感が非常によくて、折口を信奉するのでもなく、断罪するのでもなく、近代日本に生きたひとりの思想家として時代の文脈のなかでその生きた姿を描き出す。内容も多岐にわたるが、第一章では柳田国男との関係が、第二章では戦前戦後の天皇の変化が、第三章では関東大震災の朝鮮人虐殺(そして国学との関係)が、第四章では『口訳万葉集』が、第五章では被差別部落や芸人との関係が、それぞれ手堅く語られる。折口信夫がいったい何をしようとしていたのかを多面的に描き出している。 …続きを読む
    しずかな午後
    2025年01月07日
    8人がナイス!しています
  • 何となく惹かれるものがあって手にした本だと思う。折口信夫が生きた時代は祖父が生きた時代とほとんど同じで、とても興味深く読んだ。柳田國男との意外な関係は初めて知った。 何となく惹かれるものがあって手にした本だと思う。折口信夫が生きた時代は祖父が生きた時代とほとんど同じで、とても興味深く読んだ。柳田國男との意外な関係は初めて知った。
    マリリン
    2017年01月09日
    8人がナイス!しています

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