- 著者 ドン・ウィンズロウ
- 訳 峯村 利哉
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2016年04月23日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 608
- ISBN:
- 9784041019672
ザ・カルテル 下
- 著者 ドン・ウィンズロウ
- 訳 峯村 利哉
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2016年04月23日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 608
- ISBN:
- 9784041019672
正義は存在せず、人命は紙よりも軽い。壮絶なこの戦争に終わりはあるのか?
捜査陣の中に、裏切り者がいる。選び抜かれたメンバーの誰が? 密かに調査を進めたケラーは、驚愕の事実に対峙する。そんな中、バレーラが次なる狙いと定めたシウダドフアレスでは、対立する勢力が衝突し、狂気と混沌が町を支配していた。家族が引き裂かれ、命と尊厳が蹂躙される。この戦争は、誰のためのものなのか。圧倒的な怒りの熱量で、読む者を容赦なく打ちのめす。21世紀クライム・サーガの最高傑作。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「ザ・カルテル 下」感想・レビュー
-
凄まじい規模の暴虐に発展する下巻。正邪も善悪も全部混沌に呑み込まれた物語で、ケラーが下していく決断の数々が重くもあり、ふさわしい。上巻からすでに感じられたアダンの変容が、こういう終着点を迎えるとは。と …続きを読む2018年04月30日420人がナイス!しています
-
下巻に入っても、殺戮の日々が続く。 メキシコを舞台にした麻薬抗争 、どこまでが 真実に基づくのか..誰が敵で 誰が味方か わからない状態で ひたすら殺人が続くこの物語.. 正直気分の良いものではないが、 現代のメ …続きを読む2016年12月31日252人がナイス!しています
-
作品の良し悪しを評するより先に立ち昇るのは、こんな凄いものを書いた著者への畏敬と畏怖。身内への愛情と裏腹の憎悪から生じる凄絶な復讐の連鎖。『犬の力』に見られたカルテル間の不文律さえ失われ、ジャーナリス …続きを読む2021年03月30日228人がナイス!しています