高杉晋作 情熱と挑戦の生涯

高杉晋作 情熱と挑戦の生涯

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2014年07月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784044092108
label

高杉晋作 情熱と挑戦の生涯

  • 著者 一坂 太郎
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2014年07月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784044092108

「面白きこともなき世に面白く」。幕末維新の風雲児 高杉晋作の真実!

尊王攘夷運動の急先鋒・高杉晋作。幕末動乱を駆け抜けた英雄として、痛快な側面ばかりが伝えられる長州藩士の素顔とは。「書き魔」の晋作が残した、手紙や日記、詩歌の草稿など、切実な思いが詰まった多くの史料を紹介。国や藩を背負った青年武士は何に悩み、何に怒り、何に喜び、闘い続けたのか――。いまだ語られることのなかった等身大の高杉晋作を掘り起こし、新たなる実像を浮かび上がらせる本格評伝! 尊王攘夷運動の急先鋒・高杉晋作。幕末動乱を駆け抜けた英雄として、痛快な側面ばかりが伝えられる長州藩士の素顔とは。「書き魔」の晋作が残した、手紙や日記、詩歌の草稿など、切実な思いが詰まった多くの史料を紹介。国や藩を背負った青年武士は何に悩み、何に怒り、何に喜び、闘い続けたのか――。いまだ語られることのなかった等身大の高杉晋作を掘り起こし、新たなる実像を浮かび上がらせる本格評伝!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

 まえがき

第一章 出自
高杉家のおこり
防長二州に封じ込められる
坂時存の血脈
藩を動かす晋作の一族
晋作誕生
晋作少年の伝説
黒船騒動を体験

第二章 松陰との出会い
負けず嫌いな晋作
吉田松陰と松下村塾
田上宇平太が結ぶ糸
師への手紙
江戸へ
暴走する師
間部暗殺計画
江戸での晋作
晋作の苦悩
獄中からの手紙
松陰処刑

第三章 マサとの結婚
萩城下一の美人
航海実習の命下る
途絶えた航海日記
「試撃行」へと旅立つ
壬生の松本五郎兵衛
象山・小楠との出会い
三年門を閉めて学問
世子小姓役として初出仕
航海遠略策をめぐって
刺客志願

第四章 海外へ
ヨーロッパ行きの内命
上海行き
長崎からの手紙
アメリカ人と話す
長崎貿易を見る
上海へ
上海到着
ガーデンブリッジの衝撃
孔子廟はイギリス軍の陣営に
異国の友
西洋式軍隊とアームストロング砲
蒸気船購入の契約

第五章 内憂外患
留守中の政治情勢
独歩登天の志
ついに行動の人へ
外国公使暗殺計画
英国公使館焼き打ち
英国公使館全焼
幕府を苦境から救う
松陰を神格化
京都へ
周布政之助という理解者
帰国して隠棲
ついに攘夷断行
晋作登場
奇兵隊結成
白石正一郎のこと

第六章 変革へのエネルギー
奇兵隊の下関防御
小倉藩との確執
先鋒隊対奇兵隊
ついに衝突
八月十八日の政変
政変後の政権交代
浪華城攻撃計画
鎮静失敗
出奔
すさんだ日々
投獄
京都で敗走
四ヶ国連合艦隊の下関砲撃
講和談判
賠償金は幕府が払え
「正義」と「俗論」と

第七章 決起する
九州へ
御楯隊の挙兵計画
晋作、諸隊を説く
新地会所襲撃
支援者たち
奇兵隊立つ
山県狂介のしたたかさ
諸隊が萩を包囲
成算があった挙兵か
諸隊と干城隊と
面白くない晋作
下関開港計画

第八章 「面白きこともなき世に……」
四国亡命
うのを連れて行く
薩摩藩との提携
将軍家茂の親征軍
西郷・木戸の会談
長崎行き
妻と愛人の間で
開戦
小倉落城
病状が悪化
ひとり息子の成長
晋作の死
脱隊騒動
家族たちのその後
「犠牲者」になること

 高杉晋作略年譜
 高杉家略系図と関係地図
 主要参考文献
 あとがき

「高杉晋作 情熱と挑戦の生涯」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 封建秩序の破壊にもなりかねない奇兵隊の創設者であることと、古い封建体制の中にいることの誇りが、表裏一体になっているのだ。この矛盾が、実に晋作らしい。古いものに縛られながら、なかば無意識のうちにひたすら 封建秩序の破壊にもなりかねない奇兵隊の創設者であることと、古い封建体制の中にいることの誇りが、表裏一体になっているのだ。この矛盾が、実に晋作らしい。古いものに縛られながら、なかば無意識のうちにひたすら前進しているのだ。/戦前は徴兵制や軍国主義の先覚者として崇められ、戦後は人民軍を率いた民衆運動の教祖などと都合よく解釈されて祭り上げられた。/そうなの …続きを読む
    樋口佳之
    2021年05月09日
    46人がナイス!しています
  • 今作では、高杉家のルーツを詳しく辿っていること、維新後の晋作の妹、姪のその後が書かれているのが興味深かったです。上海を見た後では仕方のないことではあるけれど、アメリカ人と話をした際、「アメリカでは士と 今作では、高杉家のルーツを詳しく辿っていること、維新後の晋作の妹、姪のその後が書かれているのが興味深かったです。上海を見た後では仕方のないことではあるけれど、アメリカ人と話をした際、「アメリカでは士と民は分かれていない」と教えられ、信じられずに裏があるのでは?と勘ぐっているのがおもしろかった。 …続きを読む
    ち~
    2015年05月07日
    21人がナイス!しています
  • 世に棲む日々を読んで高杉晋作がすきになった。順風満帆で短くも恵まれた人生だったと思っていた。でも改めて彼の人生を追ってみると、確かに生まれは恵まれているが、行くはずだった欧州研修にいけなくなったり、意 世に棲む日々を読んで高杉晋作がすきになった。順風満帆で短くも恵まれた人生だったと思っていた。でも改めて彼の人生を追ってみると、確かに生まれは恵まれているが、行くはずだった欧州研修にいけなくなったり、意外と思った通り行かないシーンが多く驚いた。名家の生まれゆえに、藩主・藩への思い入れもあり、他の奇兵隊メンバーと違う悩みもあったりと、今まで知らなかった一面が知れて、より好きになった。 …続きを読む
    Aa
    2021年04月21日
    18人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品