大モンゴルの世界 陸と海の巨大帝国

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2014年12月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
384
ISBN:
9784044092184
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大モンゴルの世界 陸と海の巨大帝国

  • 著者 杉山 正明
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2014年12月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
384
ISBN:
9784044092184

世界史の大分水嶺を見直し、ヨーロッパ中心の史観を根底から覆す!

13世紀の中央ユーラシアに突如現れ、史上最大の版図を創出したモンゴル。東西の国と文明を結ぶ一方、破壊や殺戮のイメージが先行し、やがて歴史の闇へ姿を消した大帝国の真実とは。ケシク制ほか独特の人間組織、国際商業ネットワークを利用した通商物流網、自治や実力主義を認める拠点支配――厖大な文献や史料を紐解き、その時代と実像に迫る。西欧中心の文明論や史観を覆し、新たな世界史像を提示する画期的モンゴル史! 13世紀の中央ユーラシアに突如現れ、史上最大の版図を創出したモンゴル。東西の国と文明を結ぶ一方、破壊や殺戮のイメージが先行し、やがて歴史の闇へ姿を消した大帝国の真実とは。ケシク制ほか独特の人間組織、国際商業ネットワークを利用した通商物流網、自治や実力主義を認める拠点支配――厖大な文献や史料を紐解き、その時代と実像に迫る。西欧中心の文明論や史観を覆し、新たな世界史像を提示する画期的モンゴル史!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

文庫版まえがき

序章 失われた時をもとめて
1 歴史のみちのり
2 世界史をどうみるか
3 モンゴルの世紀

第一章 中央ユーラシア世界
1 遊牧と農耕
2 遊牧国家の成立
3 東方の草原国家
4 遊牧民がつくる歴史
5 モンゴルへの道

第二章 モンゴルの出現
1 チンギス・カンの不思議さ
2 モンゴル帝国の原像
3 なぜ金国へ進攻したか
4 草原とオアシスの王者

第三章 西暦一二六〇年
1 悲劇への序曲
2 挫折への前史
3 クビライの登場
4 兄弟の対立
5 モンケの南征
6 帝位継承戦争
7 アイン・ジャールート

第四章 あたらしい世界国家像
1 帝国のあたらしいかたち
2 多元国家への変身
3 中国統合
4 陸から海へ
5 クビライの世界帝国
6 国境のないユーラシア

終章 薄明のなかへ
1 暗転の構図
2 その後のユーラシア

あとがき
文庫版あとがき
系図

「大モンゴルの世界 陸と海の巨大帝国」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • チンギス・カンとフビライ・カンを中心に、彼らの血族間の争いや金、遼、南宋、インドのマムルーク朝との戦いなど、一時征西はポーランドまで至ったという、13世紀にユーラシア大陸を席巻したモンゴル帝国について チンギス・カンとフビライ・カンを中心に、彼らの血族間の争いや金、遼、南宋、インドのマムルーク朝との戦いなど、一時征西はポーランドまで至ったという、13世紀にユーラシア大陸を席巻したモンゴル帝国について「野蛮な遊牧民族」というイメージを覆す数々の事実が書かれた本。モンゴルは信仰の自由を認め、人材登用は人種や国籍に拘らない実力主義をとり、緻密な戦術と統率された組織を持っていた。モンゴル帝国がムスリム商人と深い関係を持っていたことや、通行税を軽くしてユーラシアに一大経済圏を構築していたことなどは初めて知った。 …続きを読む
    ロビン
    2023年10月30日
    20人がナイス!しています
  • 「大航海時代」という用語は日本の学者による造語なので英語にしても通じない▼武人ティムールが興した、中央アジアを中心とする最初で最後の大帝国がティムール朝。およそ100年後の君主バーブルはティムール朝最後の 「大航海時代」という用語は日本の学者による造語なので英語にしても通じない▼武人ティムールが興した、中央アジアを中心とする最初で最後の大帝国がティムール朝。およそ100年後の君主バーブルはティムール朝最後の皇帝であるとともにムガル朝の最初の皇帝となった▼ティムール朝は周辺の遊牧族の侵攻により帝都サマルカンドを失った。バーブルは新天地を南にもとめ、北インドに進攻し、ムガル朝を築いた。 …続きを読む
    アルカリオン
    2021年10月05日
    13人がナイス!しています
  • 遊牧民族が世界を統治した時代は、世界が狭くなった時代にも感じる。民族レベルの対立というよりも、モンゴルは領土を広く広くと拡大していった感じだ。民族ごとの差別はなく、世界の交流が盛んだった雰囲気。戦乱は 遊牧民族が世界を統治した時代は、世界が狭くなった時代にも感じる。民族レベルの対立というよりも、モンゴルは領土を広く広くと拡大していった感じだ。民族ごとの差別はなく、世界の交流が盛んだった雰囲気。戦乱は絶えなかったろうが、ロマンを感じる。 …続きを読む
    takam
    2020年07月20日
    11人がナイス!しています

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