- 著者 矢羽野 隆男
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2016年02月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 304
- ISBN:
- 9784044000103
大学・中庸 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典
- 著者 矢羽野 隆男
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2016年02月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 304
- ISBN:
- 9784044000103
人間の本性とは? リーダーの資質とは?
『大学』では、国家の指導者を目指す者たちは、単に学問を身につけるだけでなく、自己をよく修養し、徳を身につける必要があることを説く。
『中庸』では、人間の本性とは何かを論じ、いわゆる「中庸の徳」(いかなる場合でも、感情が動く前の偏りのない静かな状態である「中」を守ることのできる徳のこと)を説く。
本書では、初心者でも抵抗なく読めるよう、活字は大きく(本文14級)、読み下し文は総ルビとし、一語一語の解釈を学ぶのではなく、現代語訳で全体の意味を理解できるようにした。
『中庸』では、人間の本性とは何かを論じ、いわゆる「中庸の徳」(いかなる場合でも、感情が動く前の偏りのない静かな状態である「中」を守ることのできる徳のこと)を説く。
本書では、初心者でも抵抗なく読めるよう、活字は大きく(本文14級)、読み下し文は総ルビとし、一語一語の解釈を学ぶのではなく、現代語訳で全体の意味を理解できるようにした。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
目 次
『大学』『中庸』解説
大学
1 『大学』のエッセンス――経の一章
■コラム1 二宮尊徳の読む本は何?――『大学』にもとづく実践哲学
2 明徳を明らかにするとは(釈明明徳)――伝の第一章
3 民を新たにするとは(釈新民)――伝の第二章
■コラム2 二宮尊徳の道歌――和歌で説かれた『大学』『中庸』の教え
4 至善に止まるとは(釈止至善)――伝の第三章
5 本末とは(釈本末)――伝の第四章
6 物に格りて知を致すとは(釈格物致知)――伝の第五章
■コラム3 朱子の「格物補伝」
7 意を誠にするとは(釈誠意)――伝の第六章
8 心を正し身を修めるとは(釈正心修身)――伝の第七章
■コラム4 王陽明の『大学』説
9 身を修め家を斉えるとは(釈修身斉家)――伝の第八章
10 家を斉え国を治めるとは(釈斉家治国)――伝の第九章
■コラム5 帝王学の教科書から現実政治の書へ
11 国を治め天下を平らかにするとは(釈治国天平下)――伝の第十章
■コラム6 『大学』にもとづく江戸の経世論――熊沢蕃山の『大学或門』
中庸
1 『中庸』思想の原点――第一章
■コラム7 懐徳堂の『中庸錯簡説』
2 孔子の説く中庸――第二章~第十一章
■コラム8 『中庸』と郭店楚簡「性自命出」と
3 広大明白な現象(費)と隠微な原理(隠)――第十二章~第二十章
■コラム9 霊魂は存在するのか――『中庸』の鬼神章をめぐって
4 孔子が哀公に説く政治論――第二十章
■コラム10 日本人の心性に合った「誠」
5 子思の説く誠――第二十一章~第三十二章
誠よりして明らか、明らかなるよりして誠(第二十一章)/至誠の聖人は天地と6 結び――『詩経』の言葉とともの――第三十三章
■コラム11 漱石『それから』のキーワードとなった『中庸』
『大学』『中庸』解説
大学
1 『大学』のエッセンス――経の一章
■コラム1 二宮尊徳の読む本は何?――『大学』にもとづく実践哲学
2 明徳を明らかにするとは(釈明明徳)――伝の第一章
3 民を新たにするとは(釈新民)――伝の第二章
■コラム2 二宮尊徳の道歌――和歌で説かれた『大学』『中庸』の教え
4 至善に止まるとは(釈止至善)――伝の第三章
5 本末とは(釈本末)――伝の第四章
6 物に格りて知を致すとは(釈格物致知)――伝の第五章
■コラム3 朱子の「格物補伝」
7 意を誠にするとは(釈誠意)――伝の第六章
8 心を正し身を修めるとは(釈正心修身)――伝の第七章
■コラム4 王陽明の『大学』説
9 身を修め家を斉えるとは(釈修身斉家)――伝の第八章
10 家を斉え国を治めるとは(釈斉家治国)――伝の第九章
■コラム5 帝王学の教科書から現実政治の書へ
11 国を治め天下を平らかにするとは(釈治国天平下)――伝の第十章
■コラム6 『大学』にもとづく江戸の経世論――熊沢蕃山の『大学或門』
中庸
1 『中庸』思想の原点――第一章
■コラム7 懐徳堂の『中庸錯簡説』
2 孔子の説く中庸――第二章~第十一章
■コラム8 『中庸』と郭店楚簡「性自命出」と
3 広大明白な現象(費)と隠微な原理(隠)――第十二章~第二十章
■コラム9 霊魂は存在するのか――『中庸』の鬼神章をめぐって
4 孔子が哀公に説く政治論――第二十章
■コラム10 日本人の心性に合った「誠」
5 子思の説く誠――第二十一章~第三十二章
誠よりして明らか、明らかなるよりして誠(第二十一章)/至誠の聖人は天地と6 結び――『詩経』の言葉とともの――第三十三章
■コラム11 漱石『それから』のキーワードとなった『中庸』
「大学・中庸 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典」感想・レビュー
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儒教概論。『大学』の政治学は前提に個人の道徳を説き、中庸の道徳学は政治を説く(12頁)。『大学』は、本文わずか1750字。学問の目的と方法を述べ、冒頭205字に要点凝縮(30頁)。成人の学問としての大 …続きを読む2019年01月02日29人がナイス!しています
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「大学」「中庸」とも「礼記」49編の一部だと・・・ふむふむ・・・Wikiで見ると49編、どれも古代中国の資料として見ると面白そう。ガダマーを通して古代ギリシャ、とくにプラトンについて学んだ後だと、古代文明同士 …続きを読む2023年06月18日11人がナイス!しています
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倫理の授業で触れられたから読む。大学、学ぶ姿勢というものを感じられた実践していきたい。中庸、今まではバランスをとって生きていくことが素晴らしいことだとしか説かれていないと思っていたが誠という日本にも深 …続きを読む2022年09月22日11人がナイス!しています