さすらい

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2014年11月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
352
ISBN:
9784041015636

さすらい

  • 著者 赤川 次郎
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2014年11月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
352
ISBN:
9784041015636

亡き父を迎えに行った先で、志穂の運命が変わる……

日本から姿を消した人気作家・三宅。彼が遠い北の異国で亡くなったという知らせを受けた娘の志穂は、遺骨を受け取るため旅立つ。最果ての地で志穂を待ち受けていたものとは。異色のサスペンス・ロマン。 日本から姿を消した人気作家・三宅。彼が遠い北の異国で亡くなったという知らせを受けた娘の志穂は、遺骨を受け取るため旅立つ。最果ての地で志穂を待ち受けていたものとは。異色のサスペンス・ロマン。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「さすらい」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 日本では名の知れた小説家の三浦邦人。反政府的な言動ゆえ公安に監視され、今は北欧の小さな港町で静かに暮らしている。そんなある日、漁師の死体を発見するが、「三浦の死体が発見された」と発表した新聞社の誤報か 日本では名の知れた小説家の三浦邦人。反政府的な言動ゆえ公安に監視され、今は北欧の小さな港町で静かに暮らしている。そんなある日、漁師の死体を発見するが、「三浦の死体が発見された」と発表した新聞社の誤報から歯車が動き出す。赤川さんにしては珍しくシリアスな作品。日本に残された娘と孫娘も数々の嫌がらせを受けていると推測され、不都合な真実を揉み消そうとする政府の傲慢さには腹が立つし、06年の発売ながら何故か某政権と重ねて読めてしまう。「僕たちの国は大切な処で道を間違えたようだ」と歌うさだまさしさんの曲を思い出した。 …続きを読む
    ポップノア♪@読書停滞中
    2020年11月30日
    72人がナイス!しています
  • 今まで読んだ著者作品の中で一番政治に関するメッセージがこめられていた。飯城勇三さんの解説がよかった。 今まで読んだ著者作品の中で一番政治に関するメッセージがこめられていた。飯城勇三さんの解説がよかった。
    coco夏ko10角
    2015年08月29日
    24人がナイス!しています
  • 先日、読メに「重松清作品久しぶり」と書きましたが、赤川次郎さんはそれと比較にならないくらい久しぶりでした。この作品、赤川さんらしい部分もありますが、そうでない部分の方が際立っています。氏の作品には珍し 先日、読メに「重松清作品久しぶり」と書きましたが、赤川次郎さんはそれと比較にならないくらい久しぶりでした。この作品、赤川さんらしい部分もありますが、そうでない部分の方が際立っています。氏の作品には珍しく、此の国というか政治に対するメッセージが込められています。2004年の作品で、当時の小泉政権が頭に浮かびますが、幸か不幸か、現政権下で読む方がより切実さを感じます。慢心しつつ邁進する政権と少しずつ諦め、妥協する国民の行き着く先を描き出しています。村上龍氏の小説を読んだような読後感ですね。面白かったです。 …続きを読む
    niisun
    2014年12月16日
    16人がナイス!しています

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著者紹介

赤川 次郎(あかがわ・じろう)

一九四八年、福岡県生まれ。七六年、「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。作品が映画・ドラマ化されるなど、続々とベストセラーを刊行。「三毛猫ホームズ」シリーズ、「鼠」シリーズ他、『セーラー服と機関銃』『ふたり』など著書多数。二〇〇六年、第9回日本ミステリー文学大賞、一六年『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞。

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