〈わたし〉の哲学 オートポイエーシス入門

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2014年05月22日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
232
ISBN:
9784047035416
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〈わたし〉の哲学 オートポイエーシス入門

  • 著者 河本 英夫
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2014年05月22日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
232
ISBN:
9784047035416

私とは何か? 生きるとは何か? 究極の問いに答える実践哲学への招待。

〈目次〉
はじめに
序章 束の間の少年 〈少年知〉の輪郭
1 ピーターパン
2 少年の「類似体」
3 ピーターパン2
第1章 不思議さのさなかを生きる 寺田寅彦(一八七八~一九三五年):永遠の科学少年
1 少年が生きる不思議さの感覚
2 多様な現象を見る眼の形成
3 自己組織化する世界のなかで
4 完成による推論
第2章 身の丈を一歩超え続ける アンリ・マティス(一八六九~一九五四年):終わりのない工夫の連鎖
1 「ふんわりとした開放感」の人
2 色の発見
3 時代の偶然
4 相棒
第3章 成熟しないシステム 坂口安吾(一九〇六~一九五五年):人間の番外地
1 無垢の魂
2 おのずと欠落していくものへの快と「悲哀」
3 〈束の間の少年〉の結晶体
4 異系発達の者たちの傍らにいる安吾
終章 オートポイエーシス少年 哲学の彼方へ
1 オートポイエーシスとは何か
2 オートポイエーシスの応用
あとがき
参考文献
〈目次〉
はじめに
序章 束の間の少年 〈少年知〉の輪郭
1 ピーターパン
2 少年の「類似体」
3 ピーターパン2
第1章 不思議さのさなかを生きる 寺田寅彦(一八七八~一九三五年):永遠の科学少年
1 少年が生きる不思議さの感覚
2 多様な現象を見る眼の形成
3 自己組織化する世界のなかで
4 完成による推論
第2章 身の丈を一歩超え続ける アンリ・マティス(一八六九~一九五四年):終わりのない工夫の連鎖
1 「ふんわりとした開放感」の人
2 色の発見
3 時代の偶然
4 相棒
第3章 成熟しないシステム 坂口安吾(一九〇六~一九五五年):人間の番外地
1 無垢の魂
2 おのずと欠落していくものへの快と「悲哀」
3 〈束の間の少年〉の結晶体
4 異系発達の者たちの傍らにいる安吾
終章 オートポイエーシス少年 哲学の彼方へ
1 オートポイエーシスとは何か
2 オートポイエーシスの応用
あとがき
参考文献

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「〈わたし〉の哲学 オートポイエーシス入門」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 著者の言葉で言えば「尻」でなく「ケツ」である。前者が身体部位を指示するのに比べ、後者は発話者の感情や情動や行為等「少年」を想起させる複合運動系が働いている。本書での「少年」とは見つけ、のめりこみ、飽き 著者の言葉で言えば「尻」でなく「ケツ」である。前者が身体部位を指示するのに比べ、後者は発話者の感情や情動や行為等「少年」を想起させる複合運動系が働いている。本書での「少年」とは見つけ、のめりこみ、飽きてさらに別のものを見つけ・・・という一連の行為の比喩(経験のモード)である。各々その形容句を付された3つの固有名(不思議さを生きる寺田寅彦、身の丈を一歩超えるマティス、成熟しない坂口安吾)にまつわるエピソードはその入口であり、生命・意識・認識の各システムのサンプルとして読者の理解を促す以上にその経験に訴える。 …続きを読む
    roughfractus02
    2017年09月28日
    3人がナイス!しています
  • オートポイエーシスそのものの話ではなく、柔軟な生き方をした著名人の話しを通して、変化と可能性について語る書。それは、オートポイエーシス的なものの本質でもあると…昔、私がなぜ尻を褒められたか良くわかった オートポイエーシスそのものの話ではなく、柔軟な生き方をした著名人の話しを通して、変化と可能性について語る書。それは、オートポイエーシス的なものの本質でもあると…昔、私がなぜ尻を褒められたか良くわかったw。 …続きを読む
    Tenouji
    2016年02月11日
    3人がナイス!しています
  • 単なる科学理論ではなく、近代を超克する哲学としての意義を示すために、あえて近代科学の客観的方法論をとらず、ある特定の人物たちの生き方を通じて、その思想の枠組みを提示しようとしたものだろうか。本書を、私 単なる科学理論ではなく、近代を超克する哲学としての意義を示すために、あえて近代科学の客観的方法論をとらず、ある特定の人物たちの生き方を通じて、その思想の枠組みを提示しようとしたものだろうか。本書を、私のようにオートポイエーシスというものを論理的に把握したいという思いで読み始めた者は、自己の固定的枠組みの中でもがき、ますます分からなくなるということを突きつけられたような気がした。無用な固定観念を捨て、少年のように無目的で、無計画で、無秩序にさえ見える経験に踏み出すことによって「わたし」が形成される、→(2) …続きを読む
    マウンテンゴリラ
    2015年10月21日
    3人がナイス!しています

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