- 著者 飯沼 賢司
- 定価: 836円 (本体760円+税)
- 発売日:
- 2014年03月25日
- 判型:
- 文庫判
- ページ数:
- 256
- ISBN:
- 9784044094607
八幡神とはなにか
- 著者 飯沼 賢司
- 定価: 836円 (本体760円+税)
- 発売日:
- 2014年03月25日
- 判型:
- 文庫判
- ページ数:
- 256
- ISBN:
- 9784044094607
仏と神をつなぐ新たな国家神とは? いまだ謎多き八幡神の実像に迫る。
東大寺の盧舎那大仏建立を契機に、九州宇佐の地から八幡神が入京した。名も知れぬ辺境の神は、なぜ突如歴
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※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
プロローグ
第一章 鎮護国家の神の出現
一 八幡神の登場
二 神と仏の遭遇
三 鎮護国家の神への道
第二章 仏に帰依した神
一 菩薩皇帝聖武と八幡神
二 大菩薩への道
第三章 神仏習合と御霊
一 薦枕の成立と託宣の凋落
二 応神霊=八幡大菩薩の成立と展開
第四章 八幡宇佐宮と八幡石清水宮の統合
一 宇佐宮弥勒寺と王城鎮護石清水八幡宮
二 宗教権門としての八幡宮寺の成立
三 権門八幡宮寺の展開
エピローグ
主要参考文献・史料一覧
あとがき
文庫版あとがき
「八幡神とはなにか」感想・レビュー
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八幡神とは、古代あるいは中世において中央集権政治国家を構築する上で神仏習合が必要となり、祀り上げられた神様いや仏様、いや神様ということか。 ならば政治利用された神様なのか。 と言ってしまえば失礼か。 古 …続きを読む2015年12月16日21人がナイス!しています
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ヤハタ、ヤワタ、ハチマン。なじみのある八幡さんについて語る。元は国境におかれ外敵に睨みをきかせる役割。それは疫病などで死人が増えることで救いを求める人に救済を提供した仏教とは攻めと守りの役割分担。転換 …続きを読む2014年04月19日20人がナイス!しています
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宇佐八幡に関する詳細な本。特に興味深いのは、平将門や藤原純友の乱の時代。「政府は追討の兵を組織」するのだがそれと共に神仏による純友討滅を祈らせる。伊勢、石清水、賀茂など十二社に奉幣させるのだが宇佐八幡 …続きを読む2019年01月11日9人がナイス!しています