オリガミ

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2014年01月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
192
ISBN:
9784041011812
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オリガミ

  • 著者 辻 仁成
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2014年01月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
192
ISBN:
9784041011812

目に焼きつくほど愛した――幸せの予感に満ちあふれた極上の愛の物語!

角膜移植で光を取り戻したヴァレリーは術後、不思議な男性の幻を見るようになる。彼は誰? ブリュッセルの女と東京の男が運命によって呼び合わされたとき……幸せの予感に満ちあふれた、極上の愛の物語。 角膜移植で光を取り戻したヴァレリーは術後、不思議な男性の幻を見るようになる。彼は誰? ブリュッセルの女と東京の男が運命によって呼び合わされたとき……幸せの予感に満ちあふれた、極上の愛の物語。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「オリガミ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 愛と言うものに答えがないことを改めて感じさせられた気がする。ただ、愛が存在しないのではなく、人はみな自分が望む表現で表して欲しがるものなのかもしれない。言葉にしてしまったら…心の中の何千億分の一に薄ま 愛と言うものに答えがないことを改めて感じさせられた気がする。ただ、愛が存在しないのではなく、人はみな自分が望む表現で表して欲しがるものなのかもしれない。言葉にしてしまったら…心の中の何千億分の一に薄まってしまうような…。見えているものが本当は見えていない。見えていない時の方が見える…。何かの謎かけのような…何かを投げ掛けられたような気がする。 …続きを読む
    あつひめ
    2014年04月12日
    68人がナイス!しています
  • 『忘れられず、いつまでも失うことのできないものをきっと愛と呼ぶのだと思う。私の目はそれのみを記憶しようとする』角膜移植の手術後、私にしか見えない彼が現れる。彼は実在する人物なのだろうか。わずかな手掛か 『忘れられず、いつまでも失うことのできないものをきっと愛と呼ぶのだと思う。私の目はそれのみを記憶しようとする』角膜移植の手術後、私にしか見えない彼が現れる。彼は実在する人物なのだろうか。わずかな手掛かりを携えてブリュッセルから東京へ。。瞬きも忘れて見続けたあの人の顔。言葉。仕草。カメラがなくても、この目で見続けたからこそいつまでも引き出せる。それは喜びでもあり虚しさでも恐怖でもあり、私のすべてだ。。桜。写真。オリガミ。生と死。。目を閉じたいのに閉じさせてくれない。視覚に訴える渾身の作品。心、掻き乱された。 …続きを読む
    紅香@本購入まであと9冊
    2018年09月24日
    23人がナイス!しています
  • 辻さんが描く風景描写も心理描写も繊細で美しいのです。そして、彼が描く日本の風景は、異国の人の視線のようでいて、故国を懐かしむ人の視線なのだと感じました。ブリュッセルに住むヴァレリーが不思議な幻に惹かれ 辻さんが描く風景描写も心理描写も繊細で美しいのです。そして、彼が描く日本の風景は、異国の人の視線のようでいて、故国を懐かしむ人の視線なのだと感じました。ブリュッセルに住むヴァレリーが不思議な幻に惹かれていったのは、偶然だったのでしょうか?それとも必然だったのでしょうか? …続きを読む
    Roko
    2021年03月15日
    20人がナイス!しています

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