記者たちは海に向かった 津波と放射能と福島民友新聞

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2014年03月06日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
344
ISBN:
9784041107348

記者たちは海に向かった 津波と放射能と福島民友新聞

  • 著者 門田 隆将
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2014年03月06日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
344
ISBN:
9784041107348

大震災に遭遇した福島の新聞人たちが今も胸に抱えつづけるものとは何か

その時、記者たちは、なぜ海に向かったのか――。東日本大震災で存続の危機に立った福島民友新聞。『死の淵を見た男』著者、門田隆将があの未曾有の危機に直面した記者たちの真実の姿と心情を描く。 その時、記者たちは、なぜ海に向かったのか――。東日本大震災で存続の危機に立った福島民友新聞。『死の淵を見た男』著者、門田隆将があの未曾有の危機に直面した記者たちの真実の姿と心情を描く。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「福島民友新聞」を舞台に繰り広げられた壮絶な執念と葛藤のドラマ

おすすめコメント

ひとりひとりの記者たちの姿に、私は涙を禁じ得なかった。
取材し伝えることの意味が圧倒的な重さをもって迫ってくる。
――櫻井よしこ氏

活写された「紙齢を守る」ための死に物狂いの戦いに息を呑んだ
――田原総一朗氏(ジャーナリスト)

プロモーションムービー

門田隆将『記者たちは海に向かった』書店店頭PV

「記者たちは海に向かった 津波と放射能と福島民友新聞」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 【東日本大震災・あの日を忘れない】イベント参加により知った作品でしたが、一言では言い表すことのできない‘衝撃’でした。著者の作品は同じく震災関連の『死の淵~』も既読ですが、本作も勝るとも劣らない臨場感、 【東日本大震災・あの日を忘れない】イベント参加により知った作品でしたが、一言では言い表すことのできない‘衝撃’でした。著者の作品は同じく震災関連の『死の淵~』も既読ですが、本作も勝るとも劣らない臨場感、緊張感、そして切なすぎる哀しみやその表裏とも思える感動が見事に伝えられています。ジャーナリズムの文字通り全身全霊、全てを捧げた熱き記者達の‘戦い’に涙が溢れ、止まりません。ある記者が救えなかった‘生命’にトラウマを抱える描写がなんとも言えず、胸を締め付けられました。あの震災の‘生’の姿がここに書かれてます。 …続きを読む
    おしゃべりメガネ
    2017年03月06日
    191人がナイス!しています
  • 震災関連の本は、何冊か読んだが、この本は受け入れられなかった。登場する記者の人達の心のぶれがあるのが、なんとも複雑な気持ちになる。それでも向かってはいけなかったのだと思う。福島の地元の人には原発は空気 震災関連の本は、何冊か読んだが、この本は受け入れられなかった。登場する記者の人達の心のぶれがあるのが、なんとも複雑な気持ちになる。それでも向かってはいけなかったのだと思う。福島の地元の人には原発は空気のようなもので、あそこは安全だからその近くに逃げろと家族に言ったと読み、東北電力の原発のあたりでは、そこに避難したもいるのだと思い出した。 …続きを読む
    ケイ
    2016年03月10日
    127人がナイス!しています
  • 東日本大震災に直面した地元紙・福島民友新聞の記者達の奮闘を描いたルポ。『紙齢を欠く』……長年紡いできた発行が途切れる事は新聞の死だ。電源を喪失し新聞が作れない崖っぷちに立たされ、皆が命懸けで対応に臨んだ 東日本大震災に直面した地元紙・福島民友新聞の記者達の奮闘を描いたルポ。『紙齢を欠く』……長年紡いできた発行が途切れる事は新聞の死だ。電源を喪失し新聞が作れない崖っぷちに立たされ、皆が命懸けで対応に臨んだ。「死ぬよ」という制止を振り切って海へ走った。被災地の人間として行動し還らなかった記者。カメラに意識を向けたため、救えたかも知れない命に手が届かなかった記者。全国紙の記者たちに責められる旧知の東電の幹部と対面し、一緒に男泣きに泣いた記者。地元と共に生きる彼らは被災地を照らす灯台のような存在なのだと思った。 …続きを読む
    Hideto-S@仮想書店 月舟書房
    2016年03月19日
    111人がナイス!しています

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著者紹介

写真:門田 隆将(かどた・りゅうしょう)

門田 隆将(かどた・りゅうしょう)

1958年(昭和33年)、高知県生まれ。中央大学法学部卒。ノンフィクション 作家として、政治、経済、司法、事件、歴史、スポーツなど幅広い分野で活躍。『この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』(角川文庫) で第19回山本七平賞受賞。
主な著書に『甲子園への遺言 伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯』(講談社文庫)、『なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日』(新潮文庫)、『太平洋戦争 最後の証言』(第一部~第三部・小学館)、『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』(PHP研究所)などがある。

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