笑う執行人 女検事・秋月さやか

笑う執行人 女検事・秋月さやか

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2017年05月27日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
344
ISBN:
9784041107256

笑う執行人 女検事・秋月さやか

  • 著者 久間 十義
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2017年05月27日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
344
ISBN:
9784041107256

六本木のクラブで青年実業家が撲殺された。著者渾身の社会派ミステリー

六本木のクラブのVIPルームで実業家が殺された。撲殺された死体は、鋭利な刃物で鼻がすっぱりと削がれていた。所轄の刑事と本庁捜査一課強行犯五係の神代刑事は、白鳥奈津子監察医の協力を仰ぎ捜査を開始する。その頃、東京地検特捜部に28歳の若さで配属された秋月さやかは、”無理筋”の仕事に戸惑っていた。有力代議士の献金疑惑事件を確かな証拠となる金の動きがつかめず、容疑者の供述の食い違いもあり、立件が難しくなってきていたのだ。にも拘わらず、捜査を急ぐ特捜部。秋月は孤立していくことに。一方、殺人事件は、連続殺人事件に発展していた。そして被害者は在日三世だったことから、レイシストの犯行も疑われ……。そんなとき、献金疑惑事件の関係者が襲われたことで事態が一変。結びつく二つの事件。政界、実業界の汚職と暴力、そこには日本社会の腐敗した組織構造があった。それらが混然一体となり、秋月を襲う。人道とは、正義とは……。女性検事が社会の闇と対峙する社会派ミステリー。 六本木のクラブのVIPルームで実業家が殺された。撲殺された死体は、鋭利な刃物で鼻がすっぱりと削がれていた。所轄の刑事と本庁捜査一課強行犯五係の神代刑事は、白鳥奈津子監察医の協力を仰ぎ捜査を開始する。その頃、東京地検特捜部に28歳の若さで配属された秋月さやかは、”無理筋”の仕事に戸惑っていた。有力代議士の献金疑惑事件を確かな証拠となる金の動きがつかめず、容疑者の供述の食い違いもあり、立件が難しくなってきていたのだ。にも拘わらず、捜査を急ぐ特捜部。秋月は孤立していくことに。一方、殺人事件は、連続殺人事件に発展していた。そして被害者は在日三世だったことから、レイシストの犯行も疑われ……。そんなとき、献金疑惑事件の関係者が襲われたことで事態が一変。結びつく二つの事件。政界、実業界の汚職と暴力、そこには日本社会の腐敗した組織構造があった。それらが混然一体となり、秋月を襲う。人道とは、正義とは……。女性検事が社会の闇と対峙する社会派ミステリー。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「笑う執行人 女検事・秋月さやか」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 覆面連続猟奇殺人事件と不法滞在に性上納、で、不正献金疑惑・・バラバラだった事件が一つに繋がったとき、一人の人間が浮かび上がる。そこまでの長かった事といったら・・(汗)秋月検事にベテラン刑事と相方、科警研 覆面連続猟奇殺人事件と不法滞在に性上納、で、不正献金疑惑・・バラバラだった事件が一つに繋がったとき、一人の人間が浮かび上がる。そこまでの長かった事といったら・・(汗)秋月検事にベテラン刑事と相方、科警研の医師の五人のチームが頑張ったんだ。タイトルの執行人、ヤツは最初の登場から怪しかったんだよね~余裕の笑みは歪んだ証しでもあったんだなぁ。 …続きを読む
    いつでも母さん
    2017年06月16日
    108人がナイス!しています
  • この作家さん、もっとシリアス物ばっか書くのあ?・・・って思うほどちょっと戸惑ってしまう作品。全く別だと思った刑事事件(殺人事件)と地検特捜事件(汚職当)が一つになったとき・・・・・。始めはなかなか進ま この作家さん、もっとシリアス物ばっか書くのあ?・・・って思うほどちょっと戸惑ってしまう作品。全く別だと思った刑事事件(殺人事件)と地検特捜事件(汚職当)が一つになったとき・・・・・。始めはなかなか進まず読みにくかったが一気に話が動き最後はあまりにもあっけなくて拍子抜け。真犯人はわかってたような・・?単純な猟奇殺人に在日問題や政治家汚職問題や性接待などを絡めた感じ。主人公は刑事2人で女検事ではないよねえ? …続きを読む
    タックン
    2017年08月18日
    93人がナイス!しています
  • 面白かったといえばそれなりに。でも秋月検事の顔が見えてこないんですよね。どうも表題が中身を表していないような感じを受けて。せっかくの特捜部の新参者としての立場が伝わってこなくて。兵頭事務官のほうが顔が 面白かったといえばそれなりに。でも秋月検事の顔が見えてこないんですよね。どうも表題が中身を表していないような感じを受けて。せっかくの特捜部の新参者としての立場が伝わってこなくて。兵頭事務官のほうが顔が見えてます。全体を通して、脇の甘さがすべてに通じているような。真犯人の人物設定にもちょっと無理があるんじゃ。著者に対して、「刑事たちの夏」のイメージがあって、特捜部検事としての立ち位置がちょっと無理っぽいのかなとも。信念があり、自ずから備わった格違いの威厳のようなものすらある、とまで刑事に言わせているのにね! …続きを読む
    Yunemo
    2017年10月15日
    28人がナイス!しています

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