梨園の娘

梨園の娘

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2013年12月25日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
320
ISBN:
9784041106099

梨園の娘

  • 著者 東 芙美子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2013年12月25日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
320
ISBN:
9784041106099

父と娘、その痛快にして深すぎる愛憎劇!

梨園の御曹司にして絶世の美男・藤村霞右衛門に待望の跡継ぎが生まれた。桂と葵、男女の双子だ。大名跡を継ぐ男子としてもてはやされる桂。だが真に父の才能を受け継いでいたのは娘の葵で……。父と子の葛藤の物語! 梨園の御曹司にして絶世の美男・藤村霞右衛門に待望の跡継ぎが生まれた。桂と葵、男女の双子だ。大名跡を継ぐ男子としてもてはやされる桂。だが真に父の才能を受け継いでいたのは娘の葵で……。父と子の葛藤の物語!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「梨園の娘」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ここの感想読んで気になって借りた本。とにかく面白くて一気読み。今源氏と呼ばれた歌舞伎のスターに男女の双子が生まれた。そしてなぜか跡取りの息子には才能が宿らず娘の(葵)に才能もやる気も父の遺伝子が受け継 ここの感想読んで気になって借りた本。とにかく面白くて一気読み。今源氏と呼ばれた歌舞伎のスターに男女の双子が生まれた。そしてなぜか跡取りの息子には才能が宿らず娘の(葵)に才能もやる気も父の遺伝子が受け継がれてしまった・・・そのことから発生するドタバタ劇。歌舞伎界における女子禁制・男子世襲のおきてや歌舞伎界のことがよくわかって面白かった。梨園って絶する世界でずっとそれを守ってきてるからあれだけの芸が伝承されてるんだなあ・・・・。そうゆう中で葵の一途さが清々しいな。父の娘への異常なまでの愛もよくわかる。 …続きを読む
    タックン
    2014年12月20日
    96人がナイス!しています
  • この突拍子もない人の集まりが歌舞伎の世界?と安直に考えたらいかんのだろうが、男女の差については、このくらいの事はあるのかもなぁ…と思った。同じ芸の世界だから、わかりすぎて娘をそんな世界に置きたくないっ この突拍子もない人の集まりが歌舞伎の世界?と安直に考えたらいかんのだろうが、男女の差については、このくらいの事はあるのかもなぁ…と思った。同じ芸の世界だから、わかりすぎて娘をそんな世界に置きたくないって言うのもわかるにはわかるが…。葵の心の強さだけが最後まで輝いていた気がする。双子の対照的な兄。比較されてばかりだけど…どんな世界でも受け継ぐ事の難しさを感じた。想像していたのとはかなり違ってビックリの連続だった…。久々に歌舞伎を見てみたくなった。 …続きを読む
    あつひめ
    2014年08月17日
    84人がナイス!しています
  • 娘をお持ちのお父様、娘がいないお父様。そして父親に反抗年齢のお嬢さんにおススメの本です。父親の親心は、娘は恋する対象のように愛おしいものらしい。私の父親も優しくはなかったが、今思えば愛情の裏返しなんだ 娘をお持ちのお父様、娘がいないお父様。そして父親に反抗年齢のお嬢さんにおススメの本です。父親の親心は、娘は恋する対象のように愛おしいものらしい。私の父親も優しくはなかったが、今思えば愛情の裏返しなんだろうなと云える事がいっぱい。昔の人だから素直じゃなかったのか。唯一満願の笑顔でいたのは私の結婚式。やっと困った娘が片付いたと云わんばかりの笑顔。娘とは本当に困った者である。父親に感謝しようと思った時には既に手遅れ。もう笑顔も怒った顔も見られない。父親を3Kのように汚い臭い等と云わずに最後に感謝を持って欲しい …続きを読む
    はつばあば
    2016年02月10日
    66人がナイス!しています

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