通りゃんせ

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2013年12月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784041011409
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通りゃんせ

  • 著者 宇江佐 真理
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2013年12月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784041011409

目覚めたら、そこは江戸時代だった。時間を超えた感動の長編時代小説!

25歳のサラリーマン・大森連は小仏峠の滝で気を失い、天明6年の武蔵国青畑村にタイムスリップ。驚きつつも懸命に生き抜こうとする連と村人たちを飢饉が襲い……時代を超えた感動の歴史長編! 25歳のサラリーマン・大森連は小仏峠の滝で気を失い、天明6年の武蔵国青畑村にタイムスリップ。驚きつつも懸命に生き抜こうとする連と村人たちを飢饉が襲い……時代を超えた感動の歴史長編!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「通りゃんせ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 私が時代小説を読むのは、その時代のことを知るというより、その時代の雰囲気を感じたいからだ。この小説では、そんな読者の願望を上手く利用して、タイムスリップと時代小説を絡め、あたかも自分がその時代に行って 私が時代小説を読むのは、その時代のことを知るというより、その時代の雰囲気を感じたいからだ。この小説では、そんな読者の願望を上手く利用して、タイムスリップと時代小説を絡め、あたかも自分がその時代に行っているような感覚で読み進めることが出来た。科学的に正しいとか、史実に忠実か否かなどを気にする人は、そもそも時代小説を楽しめないだろう。きっと元の時代に戻れると訳もなく信じ、安心し、実際に戻ってくる。そして、改めて、過去と現在は繋がっていると実感するのだ。時代小説の楽しみ方を逆説的に巧みに表現した作品だと思う。 …続きを読む
    藤枝梅安
    2015年12月30日
    110人がナイス!しています
  • 例によって「えいや!」と書棚から取り出したんですが実は避けて通ろうと思っていたのです、この本。というのは時代小説なのに「タイムトラベル」物だから…書評をチラッと見ても賛否両論相半ばのよう。で、結論から 例によって「えいや!」と書棚から取り出したんですが実は避けて通ろうと思っていたのです、この本。というのは時代小説なのに「タイムトラベル」物だから…書評をチラッと見ても賛否両論相半ばのよう。で、結論から偉そうに申せば(スミマセン天国の宇江佐さん<(_ _)>)読むに堪えうる作品でした。主人公がスーパーヒーローでなく平成の世の平凡な若者で、スリップした時代・場所を敢えて平穏な例えば元禄の江戸の下町を舞台に選ばずに、天明の大飢饉の農村を選び具体的な飢餓の状況、武士と農民の関係性をリアルに描き切った労作でした。 …続きを読む
    もんらっしぇ
    2023年05月25日
    97人がナイス!しています
  • 平凡なサラリーマンの大森連は、ツーリングの途中で気を失い気が付くとそこは天明6年の武蔵国中郡青畑村だった。タイムスリップで、江戸時代に迷い込んだ彼は、時次郎とさな妹に助けられ、川の氾濫や重い年貢が招く 平凡なサラリーマンの大森連は、ツーリングの途中で気を失い気が付くとそこは天明6年の武蔵国中郡青畑村だった。タイムスリップで、江戸時代に迷い込んだ彼は、時次郎とさな妹に助けられ、川の氾濫や重い年貢が招く貧困に苦しむ人々とその困難に立ち向かい、1年半過ごすことになる。宇江佐真理の異色の時代小説ではあるが、現代と江戸という視点で描かれており、いつもの作品とは違った面白さがある。最後の展開や落ちもほのぼのさせるものになっており、楽しむことが出来た。 …続きを読む
    ふじさん
    2021年11月21日
    96人がナイス!しています

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