夕映え 下

夕映え 下

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2014年03月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
288
ISBN:
9784041012710
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夕映え 下

  • 著者 宇江佐 真理
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2014年03月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
288
ISBN:
9784041012710

幕末の江戸を舞台に、市井の人々の機微を描ききった渾身の歴史時代小説!

江戸の本所の縄暖簾「福助」の息子・良介は、彰義隊の一員として上野の戦に加わるという。無事を祈るおあき達だ ったが、江戸から明治への時代の激流は、市井に生きる彼らを否応なく飲み込もうとしていた。 江戸の本所の縄暖簾「福助」の息子・良介は、彰義隊の一員として上野の戦に加わるという。無事を祈るおあき達だ ったが、江戸から明治への時代の激流は、市井に生きる彼らを否応なく飲み込もうとしていた。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「夕映え 下」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 佐幕派VS倒貘幕派、最終決戦へと向かう。新しい国をつくり直す為に、どれだけの血が流されてしまったのか…江戸から東京への改名。時代も明治へ。良助を駆り立てたものは、官軍への憤り、大事な人の為に死地へと向か 佐幕派VS倒貘幕派、最終決戦へと向かう。新しい国をつくり直す為に、どれだけの血が流されてしまったのか…江戸から東京への改名。時代も明治へ。良助を駆り立てたものは、官軍への憤り、大事な人の為に死地へと向かわせた。「おゆみ」の幸せも願いたいし、弘蔵夫婦の芯の強さ、周りの温かさに救いがあった。 …続きを読む
    のり
    2017年12月07日
    61人がナイス!しています
  • タイトル「夕映え」が使われる場面は圧巻。とても美しい。弘蔵とおあき、この夫婦だけでなく世の中全体を照らし、温め沈んでゆく太陽。この先がどうなるかなんて、分からない。それはどの時代を切り取っても同じだ。 タイトル「夕映え」が使われる場面は圧巻。とても美しい。弘蔵とおあき、この夫婦だけでなく世の中全体を照らし、温め沈んでゆく太陽。この先がどうなるかなんて、分からない。それはどの時代を切り取っても同じだ。百年前の人間、百年後の人間、いい時代になるかどうかみなが思い馳せる普遍的な思い、希望。この望みがあるからこそ人間は生きていけるのかな。おていの息子、明治元年生まれ。ここから江戸っ子ではなく東京っ子になるというのが印象的だった。江戸本所のいち夫婦の物語でありながら、なんとも雄大で懐が深い。宇江佐さんの真骨頂。 …続きを読む
    shizuka
    2017年05月31日
    54人がナイス!しています
  • やっと下巻読了。江戸から明治に移り変わる激動の時代でも、宇江佐さんのいつもと変わらない江戸庶民の息遣いや感覚が描かれている。おあきやおすさの気持ちが切ない。でもそこに惹かれる。彰義隊に入隊した、弘蔵と やっと下巻読了。江戸から明治に移り変わる激動の時代でも、宇江佐さんのいつもと変わらない江戸庶民の息遣いや感覚が描かれている。おあきやおすさの気持ちが切ない。でもそこに惹かれる。彰義隊に入隊した、弘蔵とおあきの息子良助のことは、残念だし辛すぎる。どうして彰義隊に?と思ってしまう。いつの世も親心は変わらないように、松前の海岸の夕映えも昔も今も綺麗で変わらないのだろう、と昨日の夕焼けをみながら思ったりもした。 …続きを読む
    ちょるる
    2017年11月21日
    27人がナイス!しています

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