作家ソノミの甘くない生活

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2016年01月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784041014141
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作家ソノミの甘くない生活

  • 著者 群 ようこ
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2016年01月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784041014141

ちょっとだけ見えてきた老いの予感。爽やかな笑いに満ちた物語。

元気すぎる母にふりまわされながら、一人暮らしを続ける作家のソノミ。だが自分もいつまで家賃が払えるか心配になったり、おなじ本を3冊も買ってしまったり。老いの実感を、爽やかに綴った物語。 元気すぎる母にふりまわされながら、一人暮らしを続ける作家のソノミ。だが自分もいつまで家賃が払えるか心配になったり、おなじ本を3冊も買ってしまったり。老いの実感を、爽やかに綴った物語。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「作家ソノミの甘くない生活」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 著者のエッセイのような小説が大好きで、仕事が煮詰まったり、嫌なことがあると逃避場所のように手に取ってしまう。今回は連休谷間の通勤電車でまったり読了。作家ソノミは母親と叔母のケアをしながら作家業に精を出 著者のエッセイのような小説が大好きで、仕事が煮詰まったり、嫌なことがあると逃避場所のように手に取ってしまう。今回は連休谷間の通勤電車でまったり読了。作家ソノミは母親と叔母のケアをしながら作家業に精を出している。母を猛獣扱いしたり、仕事に対する信念を図太く貫く姿は群さんそのものだが、出版業界の世知辛さやシリアスな悩みも語られている。『どんな常識的な内容であっても、正しく非の打ち所のない内容であっても、不愉快に思う人は必ずいる。それが当たり前。賛否五分五分で当たり前。』これは人生論にも通じる格言だと思う。 …続きを読む
    はたっぴ
    2016年05月02日
    84人がナイス!しています
  • 群ようこさん初読本。エッセイではないはずなのに、主人公が作家ということで、どうしても主人公が群さんにしか思えなくて、勝手にこういう人なのかと思いながら読み進めました。作家の日常や出版業界の裏側などが分 群ようこさん初読本。エッセイではないはずなのに、主人公が作家ということで、どうしても主人公が群さんにしか思えなくて、勝手にこういう人なのかと思いながら読み進めました。作家の日常や出版業界の裏側などが分かった点は非常に良かったです。しかし、全体を通して、別居している82歳の母親への不満がリアルに綴られていて、本作はもしかして、群さんが日頃感じている母親への鬱憤を吐き出した作品なのかなとも思いました。ただ面白かっただけではなく、将来必ず訪ずれる親の介護問題とも向き合う良い機会になったと思います。 …続きを読む
    乱読亭AKIRA@晴釣雨読🎣
    2016年03月17日
    74人がナイス!しています
  • ほとんどソノミ=群さんのように思える、ノンフィクションのような作家さんの日常生活。文中にあるように「後世まで残る」とかは無いかも知れないが、電車の移動時間(に読んだので)をとても楽しく過ごさせてもらっ ほとんどソノミ=群さんのように思える、ノンフィクションのような作家さんの日常生活。文中にあるように「後世まで残る」とかは無いかも知れないが、電車の移動時間(に読んだので)をとても楽しく過ごさせてもらった。出版関係のシビアな話も興味深い。最近作家さんサイドからのこういう話を良く聞くのだけど、できるだけいい状況で創作活動を続けていっていただけるようにこれからも本を買います。 …続きを読む
    したっぱ店員
    2016年04月20日
    49人がナイス!しています

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