空海「即身成仏義」「声字実相義」「吽字義」 ビギナーズ 日本の思想

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2013年07月25日
判型:
文庫判
ページ数:
208
ISBN:
9784044072292
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空海「即身成仏義」「声字実相義」「吽字義」 ビギナーズ 日本の思想

  • 著者 空海
  • 編者 加藤 精一
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2013年07月25日
判型:
文庫判
ページ数:
208
ISBN:
9784044072292

真言密教の中心である大日如来を、さまざまな角度から解き明かす三部作!

真言密教において、法身大日如来こそ真実の仏陀と定めた空海。大日如来はどのような仏身なのか、私達とどう関わっているのかを説く「即身成仏義」。言語や文章を用いた大日如来の受けとめ方、実在性を主張する「声字実相義」。「吽」の一字には世界の全てが含まれ、それは大日如来と同じであると述べる「吽字義」。曼荼羅の中央に座す大日如来に全方向から迫る、真言密教必読の「即・声・吽」三部作を、わかりやすい現代語訳で読む! 真言密教において、法身大日如来こそ真実の仏陀と定めた空海。大日如来はどのような仏身なのか、私達とどう関わっているのかを説く「即身成仏義」。言語や文章を用いた大日如来の受けとめ方、実在性を主張する「声字実相義」。「吽」の一字には世界の全てが含まれ、それは大日如来と同じであると述べる「吽字義」。曼荼羅の中央に座す大日如来に全方向から迫る、真言密教必読の「即・声・吽」三部作を、わかりやすい現代語訳で読む!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

はじめに

即身成仏義
一 二経一論八箇の証文
二 即身成仏の頌
三 六大は無礙にして常に瑜伽なり
四 四種曼荼各々離れず
五 三密加持すれば速疾に顕わる
六 重重帝網なるを即身と名づく
七 法然に薩般若を具足して
八 心数心王刹塵に過ぎたり、各々五智無際智を具す
九 円鏡力の故に実覚智なり
即身成仏義 解説
1 『即身成仏義』に華厳教学の用語が見られる理由
2 華厳宗の所説
3 即身成仏の証明に華厳の用語を用いた理由
4 『即身成仏義』と私と

声字実相義
一 大意
二 釈名体義
声字実相義 解説

吽字義
一 字相
二 字義
吽字義 解説

原文 訓み下し
即身成仏義
声字実相義
吽字義

あとがき

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「空海「即身成仏義」「声字実相義」「吽字義」 ビギナーズ 日本の思想」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 032-24.密教というと加持祈祷とか梵字・マントラとか神秘的なイメージが強かったのですが、基本は大日如来と一体となるというのが覚りで、むしろ神話は否定しているということだったので、今まで逆方向で捉えていた 032-24.密教というと加持祈祷とか梵字・マントラとか神秘的なイメージが強かったのですが、基本は大日如来と一体となるというのが覚りで、むしろ神話は否定しているということだったので、今まで逆方向で捉えていたことに気づかせてもらいました。また、密教は念仏を唱えると成仏できるというような安直な教えではなく、自分本来の仏性に立ち返った時に大日如来と一つになれるということで、やはり人間それぞれ個性や才能があるのだから、そこに気づいて活躍できる環境を作ることで成仏できるというのは理にかなっているなと思いました。 …続きを読む
    すしな
    2024年04月03日
    48人がナイス!しています
  • 即身成仏義を読み、空海の偉大さを実感した。仏教の歴史は、小乗、大乗、密教と進化し、空海が密教の即身成仏理論に行き着く。真言密教によれば、凡夫 (衆生)と宇宙の中心に位置する大日如来は一体化しているが、凡 即身成仏義を読み、空海の偉大さを実感した。仏教の歴史は、小乗、大乗、密教と進化し、空海が密教の即身成仏理論に行き着く。真言密教によれば、凡夫 (衆生)と宇宙の中心に位置する大日如来は一体化しているが、凡夫はそれに気づいていない。その教理を知れば、凡夫が大日如来となり、一体化して、即身成仏できると解いた。一体化すると、この世での素晴らしい生活が待っている。これまでのように、あの世に行くまで待つ必要はなくなった。この本の編者である加藤氏は、空海による仏教感の大転換であり、発想のどんでん返しだと解説している。 …続きを読む
    kazuさん
    2024年01月12日
    25人がナイス!しています
  • なんでここまでわかってたのだろう。わかる人にはわかるものがあるにしても、どうにもカリスマのひと言では片付けられない言語力。この本を読んだら尊敬を通り越して「なんなの!」という感想しか出てこなくなりまし なんでここまでわかってたのだろう。わかる人にはわかるものがあるにしても、どうにもカリスマのひと言では片付けられない言語力。この本を読んだら尊敬を通り越して「なんなの!」という感想しか出てこなくなりました。空海さんのサンスクリットの理解の粒度とその変換センスに驚きます。「言語」の説明を読むと、しっかり「空海式流出論的一元論」とでもいうような思想が確立されています。 アートマンもマナスも、言う・話すの va も、静寂・平穏・シャーンティの sha もとっくに平安時代に説明済みだったの! …続きを読む
    うちこ
    2018年11月18日
    5人がナイス!しています

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