- 著者 柳田 国男
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2013年06月21日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 256
- ISBN:
- 9784044083151
先祖の話
- 著者 柳田 国男
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2013年06月21日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 256
- ISBN:
- 9784044083151
あの世とこの世を行き来する先祖と家の繋がりを明らかにする
人は死ねば子孫の供養や祀りをうけて祖霊へと昇華し、山々から家の繁栄を見守り、盆や正月にのみ交流する――膨大な民俗伝承の研究をもとに、日本人の霊魂観や死生観を見いだす。戦下で書かれた晩年の傑作。解説・大塚英志
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
自序
一 二通りの解釈
二 小さな一つの実例
三 家の初代
四 御先祖になる
五 相続制と二種の分家
六 隠居と部屋
七 今と昔との違い
八 先祖の心づかい
九 武家繁栄の実情
一〇 遠国分家
一一 家督の重要性
一二 家の伝統
一三 まきと親類と
一四 まきの結合力
一五 めでたい日
一六 門明け・門開き
一七 巻うち年始の起原
一八 年の神は家の神
一九 年棚と明きの方
二〇 神の御やしない
二一 盆と正月との類似
二二 歳徳神の御姿
二三 先祖祭の観念
二四 先祖祭の期日
二五 先祖正月
二六 親神の社
二七 ほとけの正月
二八 御斎日
二九 四月の先祖祭
三〇 田の神と山の神
三一 暮れの魂祭
三二 先祖祭と水
三三 みたまの飯
三四 箸と握り飯の形
三五 みたま思想の変化
三六 あら年とあら御魂
三七 精霊とみたま
三八 幽霊と亡魂
三九 三種の精霊
四〇 柿の葉と蓮の葉
四一 常設の魂棚
四二 仏壇という名称
四三 盆とほかい
四四 ほかいと祭との差
四五 盆も行器
四六 ホトケの語源
四七 いろいろのホトケ
四八 祭具と祭式
四九 祀られざる霊
五〇 新式盆祭の特徴
五一 三十三年目
五二 家々のみたま棚
五三 霊神のこと
五四 祭場点定の方式
五五 村の氏神
五六 墓所は祭場
五七 祖霊を孤独にする
五八 無意識の伝承
五九 このあかり
六〇 小児の言葉として
六一 自然の体験
六二 黄泉思想なるもの
六三 魂昇魄降説
六四 死の親しさ
六五 あの世とこの世
六六 帰る山
六七 卯月八日
六八 さいの川原
六九 あの世へ行く路
七〇 ほうりの目的
七一 二つの世の境目
七二 神降ろしの歌
七三 神を負うて来る人
七四 魂を招く日
七五 最後の一念
七六 願ほどき
七七 生まれ替わり
七八 家と小児
七九 魂の若返り
八〇 七生報国
八一 二つの実際問題
注釈
解説 大塚英志
一 二通りの解釈
二 小さな一つの実例
三 家の初代
四 御先祖になる
五 相続制と二種の分家
六 隠居と部屋
七 今と昔との違い
八 先祖の心づかい
九 武家繁栄の実情
一〇 遠国分家
一一 家督の重要性
一二 家の伝統
一三 まきと親類と
一四 まきの結合力
一五 めでたい日
一六 門明け・門開き
一七 巻うち年始の起原
一八 年の神は家の神
一九 年棚と明きの方
二〇 神の御やしない
二一 盆と正月との類似
二二 歳徳神の御姿
二三 先祖祭の観念
二四 先祖祭の期日
二五 先祖正月
二六 親神の社
二七 ほとけの正月
二八 御斎日
二九 四月の先祖祭
三〇 田の神と山の神
三一 暮れの魂祭
三二 先祖祭と水
三三 みたまの飯
三四 箸と握り飯の形
三五 みたま思想の変化
三六 あら年とあら御魂
三七 精霊とみたま
三八 幽霊と亡魂
三九 三種の精霊
四〇 柿の葉と蓮の葉
四一 常設の魂棚
四二 仏壇という名称
四三 盆とほかい
四四 ほかいと祭との差
四五 盆も行器
四六 ホトケの語源
四七 いろいろのホトケ
四八 祭具と祭式
四九 祀られざる霊
五〇 新式盆祭の特徴
五一 三十三年目
五二 家々のみたま棚
五三 霊神のこと
五四 祭場点定の方式
五五 村の氏神
五六 墓所は祭場
五七 祖霊を孤独にする
五八 無意識の伝承
五九 このあかり
六〇 小児の言葉として
六一 自然の体験
六二 黄泉思想なるもの
六三 魂昇魄降説
六四 死の親しさ
六五 あの世とこの世
六六 帰る山
六七 卯月八日
六八 さいの川原
六九 あの世へ行く路
七〇 ほうりの目的
七一 二つの世の境目
七二 神降ろしの歌
七三 神を負うて来る人
七四 魂を招く日
七五 最後の一念
七六 願ほどき
七七 生まれ替わり
七八 家と小児
七九 魂の若返り
八〇 七生報国
八一 二つの実際問題
注釈
解説 大塚英志
「先祖の話」感想・レビュー
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昭和20年戦時下真っ只中に書かれた。この時点で柳田国男は世の中に大変革が起こることを強く意識していたようだ。だからこそ「先祖」について「今」書くのだと言う。《日本の公人は、民族の長い慣習を無視して、独断 …続きを読む2022年03月24日29人がナイス!しています
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日本人にとって「先祖」とは何なのか、古来からの日本人の死後の観念、祖霊に対する信仰の変遷などを、日本各地の民俗事例から考察していく一冊。本文の内容も大変おもしろいですが、特に印象的なのは巻頭の「自序」 …続きを読む2020年11月30日27人がナイス!しています
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日本の伝統的な「死後の世界や祖先に対する考え方と祀り方」は、近代以降仏教や神道その他の要因と折り合いをつけながら変化してきた。その変化の道程について曖昧なことも含め、多くの例を引いて述べている。日本的 …続きを読む2016年07月21日22人がナイス!しています