- 著者 池田 清彦
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2013年05月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 224
- ISBN:
- 9784044052188
生物にとって時間とは何か
- 著者 池田 清彦
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2013年05月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 224
- ISBN:
- 9784044052188
遺伝・発生・進化など様々な事例から、生物体にひそむ未来時間を読みとく。
物理化学の法則だけでは理解できない生命現象。その核心をなす生物に固有の「時間」を、これまでの生物学は捉えそこなってきた――。巧妙に突然変異を呼び込み、進化を加速するDNA複製システム。未知なるウイルスを予期し、迎え撃つ免疫システム。遺伝・発生・進化など様々な事例をもとに、「未来」を探る生物の姿を紹介。生命現象の最終法則とは?その探究方法とは?時間の観点から生物学の新たな眺望をひらく、根源的生命論!
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
第1章 生命現象の「法則」をさぐる
1 変わりゆく「いのちの時空」 代謝と循環
2 生命をそのまま描く オートポイエーシスの構想
3 自己‐非自己の境界が溶解する 免疫システム
4 変わるものと変わらないもの 遺伝・発生・進化
第2章 生命探究の「方法」をさぐる
1 自然と人間と科学の関係 K・ポパーの三世界論
2 生物学者の困難な使命とは? コトバと同一性
3 どこに、何が実在するのか? 脳と実在
4 脳科学の「迷宮」 クオリアと同一性
5 無知か?クセか? 因果性と脳
第3章 生命進化の「原理」をさぐる
1 進化論のドグマ ネオダーウィニズム再批判
2 何が進化するのか? 生命システムと内部選択
3 ボディプランの「揺らぎ」 進化における拘束性
4 「種」は実在するか? 種と同一性
5 重層化する生命システム 進化と分類
第4章 生命がそなえる「時間の形式」をさぐる
1 生きている物質 時間の非対称性
2 生命誕生のシナリオ ルールと布置
3 時間を産み出す生命 創発性と時間の生成
あとがき
文庫版あとがき
1 変わりゆく「いのちの時空」 代謝と循環
2 生命をそのまま描く オートポイエーシスの構想
3 自己‐非自己の境界が溶解する 免疫システム
4 変わるものと変わらないもの 遺伝・発生・進化
第2章 生命探究の「方法」をさぐる
1 自然と人間と科学の関係 K・ポパーの三世界論
2 生物学者の困難な使命とは? コトバと同一性
3 どこに、何が実在するのか? 脳と実在
4 脳科学の「迷宮」 クオリアと同一性
5 無知か?クセか? 因果性と脳
第3章 生命進化の「原理」をさぐる
1 進化論のドグマ ネオダーウィニズム再批判
2 何が進化するのか? 生命システムと内部選択
3 ボディプランの「揺らぎ」 進化における拘束性
4 「種」は実在するか? 種と同一性
5 重層化する生命システム 進化と分類
第4章 生命がそなえる「時間の形式」をさぐる
1 生きている物質 時間の非対称性
2 生命誕生のシナリオ ルールと布置
3 時間を産み出す生命 創発性と時間の生成
あとがき
文庫版あとがき
「生物にとって時間とは何か」感想・レビュー
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免疫の話や脳の話は面白かったですが、全体的に私には難しかったです。ただ記述は丁寧なため読み進むことはできました。文庫版あとがきは笑えました。2021年05月28日17人がナイス!しています
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この本で「構造主義生物学」なるものが存在することを知りました。むろん、本書に書かれている内容の半分も理解できませんでしたが。でもこういう哲学にコミットする考え方もあるんだな、と面白く思いました。2014年01月15日16人がナイス!しています
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薄っぺらい本ですがとても難解で半分も理解できませんでした。「構造主義生物学」を提唱する著者の科学的、哲学的な論文です。生命の定義、進化論、生命発生など構造主義の観点から述べられていますが難しい。カール …続きを読む2014年11月23日12人がナイス!しています