- 著者 小川 靖彦
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2014年04月23日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 256
- ISBN:
- 9784047035393
万葉集と日本人 読み継がれる千二百年の歴史
- 著者 小川 靖彦
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2014年04月23日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 256
- ISBN:
- 9784047035393
『万葉集』は、なぜ1200年も日本人を魅了し続けるのか?
新元号「令和」決定!
『万葉集』1200年目のベストセラーに。
八世紀末の成立から千二百年。紫式部、藤原定家、佐佐木信綱らが読んだそれぞれの時代の万葉集は、どのようなものだったのか。その読み方に現われる日本人のこころの歴史をたどり、万葉集の魅力に迫る。
〈目次〉
はじめに
第一章 『万葉集』を「読む」ということ
第二章 『万葉集』を読んでいた紀貫之──平安時代前期における『万葉集』
一 平安時代初期の『万葉集』
二 菅原道真の『新撰万葉集』
三 『古今和歌集』の万葉像
四 紀貫之と『万葉集』──〈古代〉世界への参入
第三章 紫式部と複数の『万葉集』──平安時代中期における『万葉集』
一 平安時代中期の『万葉集』
二 佳麗な『万葉集』抄出本
三 〈訓み〉による「万葉歌」
四 「訓読」の始まり
五 『万葉集』への関心の高まり
六 藤原道長・頼通による書写
七 紫式部が読んでいた『万葉集』
第四章 藤原定家の〈古代〉──平安時代後期における『万葉集』
一 平安時代後期の『万葉集』
二 後三条天皇・白河天皇の親政と『万葉集』
三 写本の並立と吸収
四 『堀河百首』と『万葉集』
五 冊子本の『万葉集』の登場
六 歌学の時代へ
七 動乱の時代の中の『万葉集』
八 藤原俊成の新たな万葉像
九 「うたの源なり」
十 藤原定家と『万葉集』──〈古代〉への憧憬
第五章 「道理」によって『万葉集』を解読した仙覚
──中世における『万葉集』
一 鎌倉武士の『万葉集』
二 源実朝の『万葉集』
三 学僧仙覚による新しい『万葉集』
四 仙覚の「道理」
五 仙覚の万葉学の行方
第六章 賀茂真淵の〈批評〉──江戸時代における『万葉集』
一 印刷本の『万葉集』
二 鑑賞・批評の萌芽──〈批評〉前史
三 方法としての〈批評〉
四 賀茂真淵による〈批評〉の理論化
五 賀茂真淵の「万葉調」
第七章 佐佐木信綱による「校本」と「評釈」
──近代における『万葉集』
一 近代日本の『万葉集』
二 江戸から明治へ
三 東京大学における『万葉集』研究
四 「国文学」への関心の高まり
五 和歌革新運動と『万葉集』
六 佐佐木信綱の和歌革新と「評釈」
七 『校本万葉集』
第八章 『万葉集』の未来
参考文献
おわりに
『万葉集』1200年目のベストセラーに。
八世紀末の成立から千二百年。紫式部、藤原定家、佐佐木信綱らが読んだそれぞれの時代の万葉集は、どのようなものだったのか。その読み方に現われる日本人のこころの歴史をたどり、万葉集の魅力に迫る。
〈目次〉
はじめに
第一章 『万葉集』を「読む」ということ
第二章 『万葉集』を読んでいた紀貫之──平安時代前期における『万葉集』
一 平安時代初期の『万葉集』
二 菅原道真の『新撰万葉集』
三 『古今和歌集』の万葉像
四 紀貫之と『万葉集』──〈古代〉世界への参入
第三章 紫式部と複数の『万葉集』──平安時代中期における『万葉集』
一 平安時代中期の『万葉集』
二 佳麗な『万葉集』抄出本
三 〈訓み〉による「万葉歌」
四 「訓読」の始まり
五 『万葉集』への関心の高まり
六 藤原道長・頼通による書写
七 紫式部が読んでいた『万葉集』
第四章 藤原定家の〈古代〉──平安時代後期における『万葉集』
一 平安時代後期の『万葉集』
二 後三条天皇・白河天皇の親政と『万葉集』
三 写本の並立と吸収
四 『堀河百首』と『万葉集』
五 冊子本の『万葉集』の登場
六 歌学の時代へ
七 動乱の時代の中の『万葉集』
八 藤原俊成の新たな万葉像
九 「うたの源なり」
十 藤原定家と『万葉集』──〈古代〉への憧憬
第五章 「道理」によって『万葉集』を解読した仙覚
──中世における『万葉集』
一 鎌倉武士の『万葉集』
二 源実朝の『万葉集』
三 学僧仙覚による新しい『万葉集』
四 仙覚の「道理」
五 仙覚の万葉学の行方
第六章 賀茂真淵の〈批評〉──江戸時代における『万葉集』
一 印刷本の『万葉集』
二 鑑賞・批評の萌芽──〈批評〉前史
三 方法としての〈批評〉
四 賀茂真淵による〈批評〉の理論化
五 賀茂真淵の「万葉調」
第七章 佐佐木信綱による「校本」と「評釈」
──近代における『万葉集』
一 近代日本の『万葉集』
二 江戸から明治へ
三 東京大学における『万葉集』研究
四 「国文学」への関心の高まり
五 和歌革新運動と『万葉集』
六 佐佐木信綱の和歌革新と「評釈」
七 『校本万葉集』
第八章 『万葉集』の未来
参考文献
おわりに
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
万葉集と日本人 読み継がれる千二百年の歴史 が含まれている特集
「万葉集と日本人 読み継がれる千二百年の歴史」感想・レビュー
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再読。万葉集が編纂されて以降千年以上にわたって多くの日本人が万葉集の魅力に取り付かれ、あの膨大な漢字の羅列を書き写し解釈を試みてきた。その歴史の恩恵を現在は受けていることになる。意外なのは、作品の読み …続きを読む2020年03月30日7人がナイス!しています
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同じ著者の『万葉集 隠された歴史のメッセージ』と共に何度か読み返すと、そのたびに発見がある。記憶力が悪いせいでもあるが。2022年07月30日4人がナイス!しています
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なんとなーく『古事記』とか『万葉集』とかをきちんと勉強しなおしたいなぁという気分が募っているところだったので、出たばかりのこちらを読んでみました。が、やっぱり同じ著者の前著『万葉集 隠された歴史のメッ …続きを読む2014年09月02日2人がナイス!しています