異文化夫婦

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2013年03月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
240
ISBN:
9784041007358
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異文化夫婦

  • 著者 中島 義道
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2013年03月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
240
ISBN:
9784041007358

己が一番大切なのは、自分なのだ。自己愛と依存、著者初めての小説!

妻は愛がないと嘆き、別れたいという。しかし言葉の裏に、別れたくないという気持ちが透けて見える。史上最悪の夫婦、すれ違う世界感。愛と依存の連鎖はどこまで続くのか――。 妻は愛がないと嘆き、別れたいという。しかし言葉の裏に、別れたくないという気持ちが透けて見える。史上最悪の夫婦、すれ違う世界感。愛と依存の連鎖はどこまで続くのか――。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「異文化夫婦」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  •  『私の嫌いな10の人びと』など多数の著書を出す、哲学者・中島義道が描いた初めての小説である。ウイーンを舞台に、48歳の主人公夫婦が息子をキーにした相克を描いた小説。疲れるモヤモヤした気持ちの読後感だ。感  『私の嫌いな10の人びと』など多数の著書を出す、哲学者・中島義道が描いた初めての小説である。ウイーンを舞台に、48歳の主人公夫婦が息子をキーにした相克を描いた小説。疲れるモヤモヤした気持ちの読後感だ。感動する場面はまったくなく、唯々悲しい、辛いシーンの繰り返しに叩きのめされた。夫の「家族への接し方」を著者は問うているような気がする。エンターテイメント性がまったくない小説を読むのもタマにはいいのかもしれない。これは中島さんの「私小説」なのでは・・・という気もしている。 …続きを読む
    じいじ
    2014年10月23日
    22人がナイス!しています
  • まとわりつくような妻にうんざりした。愚痴を言い続け、自分の不幸を夫のせいにして、それに子供も巻き込もうとする母や妻。それでも、夫である主人公は家族に何かを求めている。夫婦は愛し合っているという常識が、 まとわりつくような妻にうんざりした。愚痴を言い続け、自分の不幸を夫のせいにして、それに子供も巻き込もうとする母や妻。それでも、夫である主人公は家族に何かを求めている。夫婦は愛し合っているという常識が、実は希有なことなんだと思った。自分の理想や愛に縛られるから、つらくなる。もう愛はいいんじゃないか、一人ひとり生きて行けばいいのかも。困った時には助け合えばいい。しかし、これは「人を愛することはしない」夫目線で描かれていて、妻の目線で書くとどうなるのかな???あとがきでは、妻が気の毒だと書かれていた。ん? …続きを読む
    D21 レム
    2015年05月16日
    16人がナイス!しています
  • 夫婦、家族間の愛の確執と心理描写をこれほど誠実に忠実に書かれた私小説は出会った事がない。カフカと同じく死後100年後に再燃しそうである。 夫婦、家族間の愛の確執と心理描写をこれほど誠実に忠実に書かれた私小説は出会った事がない。カフカと同じく死後100年後に再燃しそうである。
    lily
    2019年01月25日
    3人がナイス!しています

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