ジェノサイド 下

このミステリーがすごい!2012年版1位, 週刊文春ミステリーベスト10 1位, 第2回山田風太郎賞受賞,  第65回日本推理作家協会賞受賞

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2013年12月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
432
ISBN:
9784041011270
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このミステリーがすごい!2012年版1位, 週刊文春ミステリーベスト10 1位, 第2回山田風太郎賞受賞,  第65回日本推理作家協会賞受賞

ジェノサイド 下

  • 著者 高野 和明
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2013年12月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
432
ISBN:
9784041011270

世界規模で展開する、現代エンタメの到達点!

研人に託された研究には、想像を絶する遠大な狙いが秘められていた。戦地からの脱出に転じたイエーガーを待ち受けるのは、人間という生き物が作り出した〈地獄〉だった--。現代エンタテインメント小説の最高峰。 研人に託された研究には、想像を絶する遠大な狙いが秘められていた。戦地からの脱出に転じたイエーガーを待ち受けるのは、人間という生き物が作り出した〈地獄〉だった--。現代エンタテインメント小説の最高峰。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

4冠達成!各界から絶賛の声!

おすすめコメント

この物語は、人類の行方を予言している。新たな神話を読むようだ。――中江有里氏(女優・脚本家)

超面白い映画を三本分見たくらいの達成感があります!エンタメ小説としても面白いんですが、大げさじゃなく自分の人生観、哲学が変わりました!!――鈴木おさむ氏(放送作家)

ここにハリウッドを凌ぐ、一休の娯楽作品がある。こんなスケールのデカい小説を書ける作家がいたなんて、日本もまだ捨てたもんじゃない。――小島秀夫(「メタルギア」シリーズ監督)

瞬きも息継ぎも忘れる勢いで最後まで一気読み、上質のエネルギーを注がれて細胞が一気に活性化しました!――ヤマザキマリ氏(漫画家・「てる前・ロマエ」)

壮大な物語だ。息を呑む物語だ。私たちは滅びていく生き物なのかもしれないが、だからといって俯くことはない。本書を読むとそんな気がしてくる。これは、私たちの未来を語る物語だ。――北上次郎氏(文芸評論家)「本の旅人」2011年4月号より

プロモーションムービー

『ジェノサイド』公式PV

高野和明『ジェノサイド』(角川文庫)テレビCM

「ジェノサイド 下」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 下巻に入ってまた一段読むスピードが上がるくらい面白くなり、展開も早くなる。そういえば、ミックの背景がもうちょっと語られるか、なにか決定的な危機を招く引き金になるのかと予想させておいて、結構あっさりした 下巻に入ってまた一段読むスピードが上がるくらい面白くなり、展開も早くなる。そういえば、ミックの背景がもうちょっと語られるか、なにか決定的な危機を招く引き金になるのかと予想させておいて、結構あっさりした扱いに終わったなと昔は感じた。全体的にはとても面白く、一気読みさせられるものの、新薬の開発が何故たかが大学生の研人に託されたのか、そもそも研人父にやらせる必要性すらなく、自分で進めて材料や道具の調達だけ誰かに頼った方が効率も良く確実だったのではないかという気はする。友理さんももっとちゃんと事情説明しろよと。 …続きを読む
    W-G
    2017年10月22日
    1080人がナイス!しています
  • 上巻に続き現代社会の諸問題を精緻に持ち出しながら、新しい人種「ジェノサイド」への攻防を展開。政治経済の題材として、先進国の内向きな保護主義指向、経済格差の貧困から理不尽な人権侵害、新しい地下エネルギー 上巻に続き現代社会の諸問題を精緻に持ち出しながら、新しい人種「ジェノサイド」への攻防を展開。政治経済の題材として、先進国の内向きな保護主義指向、経済格差の貧困から理不尽な人権侵害、新しい地下エネルギーを。科学の題材として、多様な自然言語とデータの高次なデジタル化、ネアンデルタール人を絶滅させたと考えられるサピエンス、オーダーメイド医療などにみる併剤療法、気候予測の限界を見せる地球科学を。人類は利己的でしかなく、死を厭わない利他が多少の進化だと表す。キモの新しい人類。人智を超えるが意外にも対抗は現生人類的。 …続きを読む
    ろくせい@やまもとかねよし
    2022年05月02日
    633人がナイス!しています
  • 面白くて一気に読了。凄い構想力。空想上の話ながら、コンゴ周辺を取り巻く情勢、民兵による虐殺や少年民兵徴収の実態、米国から拷問代行国へのレンディションなど現代的で重い題材を扱う。多くの専門家への謝辞を見 面白くて一気に読了。凄い構想力。空想上の話ながら、コンゴ周辺を取り巻く情勢、民兵による虐殺や少年民兵徴収の実態、米国から拷問代行国へのレンディションなど現代的で重い題材を扱う。多くの専門家への謝辞を見ると、創薬や技術の描写も綿密な取材に基づくのだろう。現生人類は異型なものを(時には神の名の下に)虐げ抹殺して種を保存してきたと。チンギス汗の子孫が数千万人に及ぶという性淘汰の話、ネアンデルタール人絶滅に関する仮説、チキンゲームでは理性的な方が敗者になる、など含蓄に富んだ逸話も多く、非常に濃い読書体験だった。 …続きを読む
    HoneyBear
    2014年07月23日
    541人がナイス!しています

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著者紹介

高野和明(たかの かずあき)

1964年生まれ。2001年に『13階段』で江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビュー。
『ジェノサイド』で山田風太郎賞、日本推理作家協会賞を受賞した他、「このミステリーがすごい! 2012年版」「週刊文春ミステリーベスト10」の1位を獲得。
他の著書に『グレイヴディッガー』『幽霊人命救助隊』など。自著のドラマ化『6時間後に君は死ぬ』では脚本・監督も務めた。

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