• ★★★★☆ 初読。清掃刑に処せられたものの、仲間の機転により外で生存できる時間の猶予を得たジュリエット。さまよい歩いた末に世界の驚愕の姿が徐々に明らかに…。サイロが比較的狭い範囲に何十と存在し、互いを知らず ★★★★☆ 初読。清掃刑に処せられたものの、仲間の機転により外で生存できる時間の猶予を得たジュリエット。さまよい歩いた末に世界の驚愕の姿が徐々に明らかに…。サイロが比較的狭い範囲に何十と存在し、互いを知らずに運営されていたのだ。以降ジュリエットと、仲間たちの反乱とが交互に展開しながらクライマックスに向かう。サイロ群や運営ルールをデザインした存在がいるらしい。私達の闘いはまだ始まったばかりだ…って感じで、謎は残ったまま続編へ。息もつかせず読ませてくれる。「世界秩序50作戦」って何それ？人類補完計画みたいな？ …続きを読む
  bookkeeper

  2023年09月30日
  63人がナイス！しています
• 苛性の嵐が吹き荒れる荒廃した世界にした輩たちが、自分達を守るために作ったものが地下１４４階の「サイロ」だった。世界を壊して自分たちの我を通す事しか考えなかったかつての戦乱当事者たちの上層部が、穀物を貯 苛性の嵐が吹き荒れる荒廃した世界にした輩たちが、自分達を守るために作ったものが地下１４４階の「サイロ」だった。世界を壊して自分たちの我を通す事しか考えなかったかつての戦乱当事者たちの上層部が、穀物を貯蔵しておくという意味で残した人間の共同体を「サイロ」と名付けたのも憎たらしい。こんな過酷な世界を運命と受け入れる人々。「でも置かれた場所でどう前進するかは僕ら次第。どんな人間でありたいかは自分で決められる」そう言い切る主人公たち。絶望的に困難な未来に挑もうとする姿は眩しく美しい。続編があるそうな。楽しみ。 …続きを読む
  白のヒメ

  2015年12月06日
  50人がナイス！しています
• あーもう！面白い！スッゲー面白かった！上巻を読んだときも「はよ！続きはよ！」となったが、下巻の目眩く真実と内乱のスピードと言ったら、もう！様々な要素が同時期に「それぞれの場所」でノンストップで襲いかか あーもう！面白い！スッゲー面白かった！上巻を読んだときも「はよ！続きはよ！」となったが、下巻の目眩く真実と内乱のスピードと言ったら、もう！様々な要素が同時期に「それぞれの場所」でノンストップで襲いかかり、それらがまさに縒り合わされるように繋がる瞬間のカタルシス。ネタバレしたくないので具体的には言えないけど、SF好きかどうかとか関係なく、とにかく読んでみて！とオススメの嵐です。とにかくヒロインのジュリエットのタフさが素晴らしいんだよなぁ。それが全ての奇跡の要因。この先が楽しみでワクワクする。 …続きを読む
  鷺@みんさー

  2023年09月28日
  35人がナイス！しています

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