江戸の発禁本 欲望と抑圧の近世

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2013年07月23日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
204
ISBN:
9784047035294
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江戸の発禁本 欲望と抑圧の近世

  • 著者 井上 泰至
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2013年07月23日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
204
ISBN:
9784047035294

出版をめぐる、ご公儀と作者たちの攻防に迫る!

〈目次〉
はじめに──江戸の発禁本が教えてくれること
第一章 発禁のシステム
第二章 「行き過ぎた」好色本
第三章 検閲が生み出す表現の「自由」
第四章 戦国歴史物語の実態
第五章 学者たちの考証と歴史の捏造
第六章 取り締まられた仮想戦記
第七章 統制を乗り越えて
参考文献一覧
図版出版一覧
あとがき
〈目次〉
はじめに──江戸の発禁本が教えてくれること
第一章 発禁のシステム
第二章 「行き過ぎた」好色本
第三章 検閲が生み出す表現の「自由」
第四章 戦国歴史物語の実態
第五章 学者たちの考証と歴史の捏造
第六章 取り締まられた仮想戦記
第七章 統制を乗り越えて
参考文献一覧
図版出版一覧
あとがき

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「江戸の発禁本 欲望と抑圧の近世」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 江戸時代の発禁本自体ではなく、そのシステムに主眼を置いた一冊。表紙から好色本が主に扱われているのかと思ったがそれはほとんど出てこず、歴史物や仮想戦記といった幕府の屋台骨に関わる物が主として扱われている 江戸時代の発禁本自体ではなく、そのシステムに主眼を置いた一冊。表紙から好色本が主に扱われているのかと思ったがそれはほとんど出てこず、歴史物や仮想戦記といった幕府の屋台骨に関わる物が主として扱われている。その歴史物も武家が自家の手柄を記述した内容から、司馬遼太郎の『関ヶ原』の元ネタになった本や仮想戦記は『海国兵談』を下敷きにしたおろしゃ成敗等、始めて読む話題が満載。幕府がどのように精緻な検閲制度を敷いていたか、また庶民はそれに対してどのような対策をとっていたかもきちんと記述され興味深く読むことができた。 …続きを読む
    HANA
    2013年08月18日
    41人がナイス!しています
  • 江戸期の禁書についてのまじめな一冊。所謂好色ものも禁じられていたがそれよりも政治的(特に徳川の封建制度を揺るがしかねないようなもの)への禁忌はなかなかに厳しいというのが分かる。しかし、江戸時代の仮想戦 江戸期の禁書についてのまじめな一冊。所謂好色ものも禁じられていたがそれよりも政治的(特に徳川の封建制度を揺るがしかねないようなもの)への禁忌はなかなかに厳しいというのが分かる。しかし、江戸時代の仮想戦記が発禁とは(引用される海国兵談がアウトだったからその思想をかなり色濃く受け継ぐそれもアウトってのは良くわかるんだけど、なんか結構読みたくなって困る)。で、禁書指定で業者を摘発したら海賊版がたーんと出ちゃったよ!とか中々に今もありそうな事例も多くてちょっと楽しくなる。しかし本自体はこの手の論文に慣れていないと …続きを読む
    Koning
    2013年11月19日
    16人がナイス!しています
  • 「発禁本」という響きは『エロ』をどうしても想像してしまうが、どちらかというと徳川家や家臣に関する書物、仮想軍記といったものが対象になったらしい。残された史料から、そういった書物の作者の心情を読み取り、 「発禁本」という響きは『エロ』をどうしても想像してしまうが、どちらかというと徳川家や家臣に関する書物、仮想軍記といったものが対象になったらしい。残された史料から、そういった書物の作者の心情を読み取り、発禁にした理由を分析することで、違った観点で江戸幕府の視点を捉えることができるように思う。表紙の春画とはちょっとイメージが違うかもしれない。 …続きを読む
    ぼのまり
    2013年08月23日
    7人がナイス!しています

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