• 量子論に行き着いた物理学者たちはすでに世界を唯物論的に説明することをあきらめているが、脳科学者や神経学者の中には今でも科学的唯物論で我々の精神活動を説明しようと奮闘している人たちが多い。しかし著者が言 量子論に行き着いた物理学者たちはすでに世界を唯物論的に説明することをあきらめているが、脳科学者や神経学者の中には今でも科学的唯物論で我々の精神活動を説明しようと奮闘している人たちが多い。しかし著者が言うように、我々の精神や意識は脳が作り出すものではなく、物質世界に対して精神世界がシームレスにつながっているということは、多くの人たちの体験より真実であると考えた方がよさそうだ。2つの世界を統合する新たな脳科学や神経学ができることを待ち望む。 …続きを読む
  おおにし

  2014年10月17日
  16人がナイス！しています
• いま脳科学が喧しいが、著者は現実とは人類がまだまだ足を踏み入れたばかりの広大な未知の領域のこと。それは、物質的な世界よりもはるかに広大な世界であるとしている。脳には膨大な引き出しがあり、その引き出しに いま脳科学が喧しいが、著者は現実とは人類がまだまだ足を踏み入れたばかりの広大な未知の領域のこと。それは、物質的な世界よりもはるかに広大な世界であるとしている。脳には膨大な引き出しがあり、その引き出しにはそれぞれに広大な宇宙が詰め込まれている。そして例えば、ある匂いを嗅いだだけで一瞬のうちに連鎖反応がおきて別世界へ　…臨死体験、プラシーボ効果…。脳がもたらす科学では説明のつかない現象に、精神医学の大家が膨大な研究をもとに斬り込んでいく。肉体や精神に自由にポジティブな力を及ぼしてゆく、脳の神秘の力が明かされる …続きを読む
  メルセ・ひすい

  2014年03月18日
  8人がナイス！しています
• プラシーボ効果から始まり、ニューロフィードバック、マインドフルネスという妥当な項目を並べた後に、催眠術で魚鱗癬という皮膚の難病を治したり、手術時に劇的な鎮痛作用を実現したりするという驚きの事例を紹介し プラシーボ効果から始まり、ニューロフィードバック、マインドフルネスという妥当な項目を並べた後に、催眠術で魚鱗癬という皮膚の難病を治したり、手術時に劇的な鎮痛作用を実現したりするという驚きの事例を紹介している。ここまで読んだ時点では「催眠術すげー！」と思ったのだが、その後に超能力、臨死体験の「証拠」が書き連ねられているのを見て…。一応、色々な論文を引用しており、出典も記載しているのだが、出典元の内容と本書との整合性、出典元の信頼性・実在性（！）に疑問を覚えた。いちいち検証する気はさらさらないが。 …続きを読む
  アルカリオン

  2020年02月29日
  7人がナイス！しています

powered by