鼠、剣を磨く

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2012年12月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784041006245

鼠、剣を磨く

  • 著者 赤川 次郎
  • イラスト 宇野 信哉
  • デザイン 角川書店装丁室 鈴木久美
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2012年12月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784041006245

早まっちゃいけねぇ。生きてリゃ何とでもなる――。人情厚い鼠小僧が動く!

縁日で行きずりの男の子に「おっかさんだよ!」と取りすがって泣く女。錯乱した女か――と誰もが素通りする中、次郎吉の妹・小袖は女の命を狙う浪人を見逃さなかった。女の素性は? 「鼠」シリーズ第5弾! 縁日で行きずりの男の子に「おっかさんだよ!」と取りすがって泣く女。錯乱した女か――と誰もが素通りする中、次郎吉の妹・小袖は女の命を狙う浪人を見逃さなかった。女の素性は? 「鼠」シリーズ第5弾!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

次郎吉(じろきち)

「表」の顔は、<甘酒屋次郎吉>と呼ばれる遊び人。しかしその「裏」の顔は、江戸で評判の<鼠>。いなせで気っ風のいい江戸っ子気質で、庶民の窮状を見過ごすことができない。

小袖(こそで)

次郎吉の妹。兄思いのしっかり者で、気立てのいい娘だが、実は小太刀の達人でもある。<鼠>である兄を助け、事件解決に一役買うこともしばしば。男勝りな性格。

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「鼠、剣を磨く」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

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    もと (旧リエさん)
    2024年08月21日
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    shiozy
    2016年05月24日
    28人がナイス!しています

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著者紹介

赤川 次郎(あかがわ・じろう)

一九四八年、福岡県生まれ。七六年、「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。作品が映画・ドラマ化されるなど、続々とベストセラーを刊行。「三毛猫ホームズ」シリーズ、「鼠」シリーズ他、『セーラー服と機関銃』『ふたり』など著書多数。二〇〇六年、第9回日本ミステリー文学大賞、一六年『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞。

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