BEATLESS

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2012年10月10日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
656
ISBN:
9784041102909

BEATLESS

  • 著者 長谷 敏司
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2012年10月10日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
656
ISBN:
9784041102909

人類はモノによって淘汰されてしまうのか?

人間を遥かに凌駕する存在になったモノ。使うモノと使われるモノの立場が揺らぐ時、私たち人間はどんな道を選ぶのか、その判断はひとりの少年と人智を超えてしまった人間そっくりのモノに委ねられた――。 人間を遥かに凌駕する存在になったモノ。使うモノと使われるモノの立場が揺らぐ時、私たち人間はどんな道を選ぶのか、その判断はひとりの少年と人智を超えてしまった人間そっくりのモノに委ねられた――。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「BEATLESS」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • お人好しでチョロい少年と、≪人類未到産物≫と呼ばれるhIEの少女の出会いから始まる物語。これは素晴らしい。ハードSFを王道的なボーイミーツガールで包んだ作品でした。思春期の少年らしい青臭い恋愛要素と、丁寧に お人好しでチョロい少年と、≪人類未到産物≫と呼ばれるhIEの少女の出会いから始まる物語。これは素晴らしい。ハードSFを王道的なボーイミーツガールで包んだ作品でした。思春期の少年らしい青臭い恋愛要素と、丁寧に創り上げられたSF要素が見事に調和する事で、作品独自の空気感が出ており非常に良かったです。甘酸っぱい中に、重たいテーマを組み込む事で王道ながら読み応えもある最高の物語に仕上がったとおもいます。ものすごく重厚で読んだら確実にシビれる、そんな魅力に溢れたラノベの枠を超えた傑作と呼ぶに相応しい物語でした。 …続きを読む
    まりも
    2016年04月26日
    94人がナイス!しています
  • 麗しい表紙と「ボーイ・ミーツ・ガール」の殺し文句にドキドキ♪読み始めは頻発する横文字と「え?今ここでそれを言うの?」的な会話に翻弄されましたが、読み進むと色とりどりの髪の人間、ロボット入り乱れる美少女キャラの魅力と、炎と 麗しい表紙と「ボーイ・ミーツ・ガール」の殺し文句にドキドキ♪読み始めは頻発する横文字と「え?今ここでそれを言うの?」的な会話に翻弄されましたが、読み進むと色とりどりの髪の人間、ロボット入り乱れる美少女キャラの魅力と、炎と爆音の飛び交う大活劇に引き込まれました。ロボットであるレイシアの「愛しています」の言葉には鼻の奥がツーンとしました。1人の少年の信じる気持ちが世界の行く末を決める、そんな我儘な物語も良いよね。作者のアナログハックにまんまと誘導された自分が心地よい。 …続きを読む
    みっちゃん
    2013年04月20日
    53人がナイス!しています
  • 少年と「概念」というシステムの認識を通した世界を変換させ、作り上げる超高度能力を有したロボットとのボーイ・ミーツ・ガールでありながら英米哲学で問われるAIの「心」の存在を説いた大作SF。心理学は「心」 少年と「概念」というシステムの認識を通した世界を変換させ、作り上げる超高度能力を有したロボットとのボーイ・ミーツ・ガールでありながら英米哲学で問われるAIの「心」の存在を説いた大作SF。心理学は「心」の存在を「ある」と定義した上で論を展開させる。しかし、この物語では「ドーナッツの穴」の理論を用いることで「形があるからこそ、形のないもの(心)を想定しえる」と回答する。一方、人間よりも優れた道具を自負し、人間を見下しながら「愛」を欲していたメトーデへ「計算に失敗した人間像を拡張した」という回答は最悪の皮肉だ。 …続きを読む
    藤月はな(灯れ松明の火)
    2014年04月23日
    52人がナイス!しています

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