光降る丘

光降る丘

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2012年08月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
400
ISBN:
9784041102732

光降る丘

  • 著者 熊谷 達也
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2012年08月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
400
ISBN:
9784041102732

だから、きっと、ふるさとは還ってくる--!!

2008年6月14日。栗駒山のふもと共英村は凄まじい揺れに呑み込まれた。不安と絶望に呑み込まれそうな時間の中、村民たちを励ますのは開拓時代の熱い記憶――古くてあたらしい、日本の成長物語! 2008年6月14日。栗駒山のふもと共英村は凄まじい揺れに呑み込まれた。不安と絶望に呑み込まれそうな時間の中、村民たちを励ますのは開拓時代の熱い記憶――古くてあたらしい、日本の成長物語!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「光降る丘」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 2008年の宮城県栗駒山での地震の場面から始まり、智志の祖父耕一が行方不明となる。その開拓一世である耕一の、開拓民となるまでと、開拓の初期の過酷な日々が感動でした。一世たちの難局を切り開く団結力と、落ち込 2008年の宮城県栗駒山での地震の場面から始まり、智志の祖父耕一が行方不明となる。その開拓一世である耕一の、開拓民となるまでと、開拓の初期の過酷な日々が感動でした。一世たちの難局を切り開く団結力と、落ち込んだままではいない大らかさがすごい。特に電気が通った日の描写には胸が熱くなりました。1966年11月中旬といえば都内では電気は当たり前。その違いに愕然。電灯の次はテレビを欲しがるかと思った子どもたちが、売りに出されそうだった飼い牛の桃子に電灯をつけてと言ったのにも涙。地震の凄さよりも耕一の凄さに感動。 …続きを読む
    ぶんこ
    2021年03月19日
    54人がナイス!しています
  • 2008年の岩手宮城内陸地震をベースに、栗駒山にほど近い栗原耕英地区をモデルに書かれた物語。本書の中では共英地区となっている、その地域に暮らす開拓民三世代の家族を中心に描かれていて、中々読み応えがあり面 2008年の岩手宮城内陸地震をベースに、栗駒山にほど近い栗原耕英地区をモデルに書かれた物語。本書の中では共英地区となっている、その地域に暮らす開拓民三世代の家族を中心に描かれていて、中々読み応えがあり面白かった。開拓一世の耕一の苦労、二世耕太・三世智志と続く開拓村の歴史としても。山が一つなくなるほどの直下型の地震、犠牲になられた方の冥福を祈りたい。 …続きを読む
    ゆみねこ
    2013年10月23日
    54人がナイス!しています
  • 栗駒山中腹の開拓村・「共英地区」を舞台に3世代の人々描いた感動作。終戦間近、開拓移民団として満州に渡った大友耕一は終戦後シベリア抑留ののち故郷に帰るが、先に帰国したはずの家族は誰一人帰還していなかった 栗駒山中腹の開拓村・「共英地区」を舞台に3世代の人々描いた感動作。終戦間近、開拓移民団として満州に渡った大友耕一は終戦後シベリア抑留ののち故郷に帰るが、先に帰国したはずの家族は誰一人帰還していなかった。そこから耕一の苦難が始まる。まともな道路もない共英地区での苦しい生活を耕一は「抑留生活よりはマシ」と努力を続ける。子供が生まれ、孫ができ、80歳になったても元気な耕一である。そんなある日、栗駒地区を直下型地震が襲う。孫の智志の「今」と耕一の語った「過去」が交差し、人々の営みが鮮やかに蘇る。 …続きを読む
    藤枝梅安
    2013年07月23日
    54人がナイス!しています

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