燃ゆる樹影

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2012年09月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
480
ISBN:
9784041004838
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燃ゆる樹影

  • 著者 藤田 宜永
  • 挿画 村上 太
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2012年09月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
480
ISBN:
9784041004838

諏訪の森で燃えあがる大人の恋情

55歳の樹木医・沢村信治はメル友になった安住陽子を諏訪湖畔の病院へ見舞った。だがそこに現れた陽子の母親は二十数年前愛し合った美枝子だった――。情趣豊かな風景の中で燃えあがる大人の恋の物語。 55歳の樹木医・沢村信治はメル友になった安住陽子を諏訪湖畔の病院へ見舞った。だがそこに現れた陽子の母親は二十数年前愛し合った美枝子だった――。情趣豊かな風景の中で燃えあがる大人の恋の物語。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「燃ゆる樹影」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 若い頃恋人同士だった二人。しかし若さゆえに恋愛に未熟で互いに傷つけ別れてしまう。20年後に再会。男には家庭があり女はバツイチ。まあ、当然そうなる。女には娘がいてさらに女に求婚している男がいて、この二人 若い頃恋人同士だった二人。しかし若さゆえに恋愛に未熟で互いに傷つけ別れてしまう。20年後に再会。男には家庭があり女はバツイチ。まあ、当然そうなる。女には娘がいてさらに女に求婚している男がいて、この二人がキーマンになっている。娘の心境を思うと哀しい。てな話。テーマは平凡だが藤田の筆力でこの長編をしっかり読ませる。藤田作品の大きな特徴に主人公の職業の特殊性がある。本書は樹木医。なかなか興味深い。この仕事の様子を読むだけでもその蘊蓄ぶりを楽しめる。ラストシーンは命が尽きたのか愛が終焉したのか。なかなかな話。 …続きを読む
    MIKETOM
    2020年02月08日
    6人がナイス!しています
  • Unlimitedで作者初読。ちゃんとした日本語でストーリーに無理がないので、夾雑物に邪魔されることなく自然に読み進められる良書である。ストーリーには言及しないが、正解のないシチュエーションの中で自然な感情が Unlimitedで作者初読。ちゃんとした日本語でストーリーに無理がないので、夾雑物に邪魔されることなく自然に読み進められる良書である。ストーリーには言及しないが、正解のないシチュエーションの中で自然な感情が描かれていると思う。樹木医である主人公の自然に向き合う姿勢や、それについての言語表現も自然だ。とにかく、どこにも無理がない感じで、答えのないテーマについて考えながら、自然に読み進んで行くことができる。大人の文章が読みたい方、答が出ない現実界の問いについて考えてみたい方にはお薦めできます。 …続きを読む
    sheemer
    2019年02月11日
    5人がナイス!しています
  • アラ50恋模様なので、波風立ってもどこか達観していて落ち着いている、別の言い方してしまうと地味?かつて激しく愛し合った昔話も出て来ますが、何しろバブル期の事なのでいまいちぴんと来ず、可もなく不可もなく淡 アラ50恋模様なので、波風立ってもどこか達観していて落ち着いている、別の言い方してしまうと地味?かつて激しく愛し合った昔話も出て来ますが、何しろバブル期の事なのでいまいちぴんと来ず、可もなく不可もなく淡々と読めます。樹木医の主人公目線の自然描写が綺麗だった。 …続きを読む
    バジル
    2019年06月21日
    2人がナイス!しています

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