日本の祭

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  • 価格: (本体円+税)
発売日:
2013年01月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784044083069
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日本の祭

  • 著者 柳田 国男
  • 価格: 円 (本体円+税)
発売日:
2013年01月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784044083069

祭のルーツを民俗学から解き明かす

古来伝承されてきた神事である祭。その歴史を、「祭から祭礼へ」「物忌みと精進」「参詣と参拝」等に分類して平易に解説。村落共同体の体験を持たずに社会に出て行く若者たちに向け、近代日本が置き忘れてきた伝統的な信仰生活を、民俗学の立場から説く講義録。解説・大藤時彦、安藤礼二 古来伝承されてきた神事である祭。その歴史を、「祭から祭礼へ」「物忌みと精進」「参詣と参拝」等に分類して平易に解説。村落共同体の体験を持たずに社会に出て行く若者たちに向け、近代日本が置き忘れてきた伝統的な信仰生活を、民俗学の立場から説く講義録。解説・大藤時彦、安藤礼二

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

自序

学生生活と祭
祭から祭礼へ
祭場の標示
物忌みと精進
神幸と神態
供物と神主
参詣と参拝

注釈
解説  大藤時彦
新版解説  安藤礼二
索引

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「日本の祭」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ☆☆☆★ 大学での講義をまとめた著作。限界集落が増えていく今の日本では、若者の減少による被伝承者の不在もあり、豊かな民俗芸能、祭事の消失の危機にある。祭とは何かという根本的なことも含めて、柳田国男のような ☆☆☆★ 大学での講義をまとめた著作。限界集落が増えていく今の日本では、若者の減少による被伝承者の不在もあり、豊かな民俗芸能、祭事の消失の危機にある。祭とは何かという根本的なことも含めて、柳田国男のような綿密なフィールドワークは貴重だ。。信心のないものに見せたくないので儀式の最も神秘な部分は暗闇で行う、くんちの由来は9月9日の節供、ヨミヤの由来は忌み屋、すなわち忌みを守る場所。 …続きを読む
    メタボン
    2022年09月25日
    32人がナイス!しています
  • 少し難しいことも書いてあったけど、いろいろと目からウロコのようなことが書かれてあった。例えば、初詣だが、私たちは個人祈願しに行くことが初詣のように思っているが、それは現代の風習であり、古来からのスタイ 少し難しいことも書いてあったけど、いろいろと目からウロコのようなことが書かれてあった。例えば、初詣だが、私たちは個人祈願しに行くことが初詣のように思っているが、それは現代の風習であり、古来からのスタイルではない。古来、神、特に氏神として奉られている神はそこの共同体(群など)の望みを聞き叶えてくれるものであると考えられており、個人的な願いを叶えるようなことはまず考えられていなかった。これを知って、私はこれまでの神についての認識を改め、古来よりの日本人の美徳を受け継いで行きたいと思った。 …続きを読む
    弥勒
    2015年07月31日
    8人がナイス!しています
  • 日本の祭りの歴史を物忌みに求めたり、古来の祭りから現代の祭りからどのように変遷したのか、地域ごとにどんな特徴があるのかを全国各地のさまざまな事例をもとに述べていってとても面白かった。昨今トレンドの審美 日本の祭りの歴史を物忌みに求めたり、古来の祭りから現代の祭りからどのように変遷したのか、地域ごとにどんな特徴があるのかを全国各地のさまざまな事例をもとに述べていってとても面白かった。昨今トレンドの審美についても触れていて、流石だとおもう。いたずらに古代に求めず、常に現代の祭りへの目線を忘れていない。 …続きを読む
    西野西狸
    2017年09月20日
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