- 著者 三輪・キャナウェイ
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2021年10月25日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 288
- ISBN:
- 9784048930932
真っ白い殺人鬼
- 著者 三輪・キャナウェイ
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2021年10月25日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 288
- ISBN:
- 9784048930932
その殺人鬼に殺されたらこの世から消えちゃうんだって
「ねえ、秘密のアプリって知ってる?」
いつものように教室の片隅にいると、楽しそうな女子たちの噂話が聞こえてきた。
【過去を自由に変えられる】という夢のようなアプリ。
みんな噂話だとわかっているけど「あったらどうする?」と話題が絶えない。
もし僕だったらどんな過去を変えるだろう? きっと「僕を『普通』の人間にして下さい」こう願うかな……。
次の日、いつものように登校すると――友人の三宮春乃が消えてしまっていた。
何故だかみんな春乃のことを憶えてないようだ。まるで元からいなかったみたいに。
「誰かが“アプリ”を使って、この世から春乃が存在した過去を消した?」
――秘密のアプリは夢なんか与えない。その日から噂は現実となり、僕たちの『普通』は壊れていった。
いつものように教室の片隅にいると、楽しそうな女子たちの噂話が聞こえてきた。
【過去を自由に変えられる】という夢のようなアプリ。
みんな噂話だとわかっているけど「あったらどうする?」と話題が絶えない。
もし僕だったらどんな過去を変えるだろう? きっと「僕を『普通』の人間にして下さい」こう願うかな……。
次の日、いつものように登校すると――友人の三宮春乃が消えてしまっていた。
何故だかみんな春乃のことを憶えてないようだ。まるで元からいなかったみたいに。
「誰かが“アプリ”を使って、この世から春乃が存在した過去を消した?」
――秘密のアプリは夢なんか与えない。その日から噂は現実となり、僕たちの『普通』は壊れていった。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「真っ白い殺人鬼」感想・レビュー
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『第3回ⅡⅤクリエイターアワード』の最優秀賞受賞作品。2000年生まれの若い作家さんだけあってスマホアプリをモチーフにした物語は新鮮。「過去を自由に変えられる」夢のようなアプリ。もし自分だったら、過去のどの …続きを読む2021年12月25日62人がナイス!しています
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過去を変えられるアプリの話。ある日友人がこの世に存在しなくなってから、壊れていく日常と人間関係が面白いです。一体誰がそんなことを!って謎をひっぱらない、サクサク進む展開が良い。意外な死亡もあったし、他 …続きを読む2022年01月18日33人がナイス!しています
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過去を変えられるアプリをめぐる物語。2転3転するジェットコースターのような展開に、何度、「えっ!?」って言いそうになったことか。「普通の定義」って何だろうと考えさせられた。変えたい過去は山のようにあるが・・ …続きを読む2022年01月04日28人がナイス!しています