Unix考古学 Truth of the Legend

Unix考古学 Truth of the Legend

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2016年04月28日
判型:
B5変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
272
ISBN:
9784048930505

Unix考古学 Truth of the Legend

  • 著者 藤田 昭人
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2016年04月28日
判型:
B5変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
272
ISBN:
9784048930505

Unixを彩る数々の伝説と天才技術者たちの真実を知る

◆そこにはいつもUnixがあった

C言語、インターネット、オープンソースなど、今日の情報社会を支える基盤技術の成立には、Unixの存在が欠かせません。Unixの開発はどのように行われたのでしょうか。

本書は、社会情勢や技術動向も確認しながら、Unix開発の歴史を追いかけていきます。仮想記憶に代表されるOS研究の成果がどのように反映されていったのか、プログラミング言語Cがどのような経緯で開発されたのか、コンピュータネットワークの基盤としてのTCP/IPの確立にどのような役割を果たしたのか、オープンソースムーブメントにつながるUnixコミュニティがどのように形成されていったのか、コンピュータ市場に及ぼした影響はどのようなものであったのかといったことを、関連技術の概要とともに解説します。

Unix開発の中心的な存在であるKen Thompson(ケン・トンプソン)とDennis Ritchie(デニス・リッチー)、Sun Microsystemsの創始者の1人であるBill Joy(ビル・ジョイ)など、数多くのハッカーの存在も見逃せません。数々の伝説が残る彼らの存在がなければ、コンピュータや情報通信の姿は今日とはまったく異なったものになっていたかもしれません。

Unixには、“Small is Beautiful”という基本的な哲学があります。この哲学は、ITの根底を支える重要な概念として今後も継承されていくことでしょう。

※ 本書は、ソフトバンク クリエイティブ(現SBクリエイティブ)の『UNIX USER』の連載「Truth of the Legend - UNIX考古学」を再編し、大幅に加筆、修正を加えたものです。
◆そこにはいつもUnixがあった

C言語、インターネット、オープンソースなど、今日の情報社会を支える基盤技術の成立には、Unixの存在が欠かせません。Unixの開発はどのように行われたのでしょうか。

本書は、社会情勢や技術動向も確認しながら、Unix開発の歴史を追いかけていきます。仮想記憶に代表されるOS研究の成果がどのように反映されていったのか、プログラミング言語Cがどのような経緯で開発されたのか、コンピュータネットワークの基盤としてのTCP/IPの確立にどのような役割を果たしたのか、オープンソースムーブメントにつながるUnixコミュニティがどのように形成されていったのか、コンピュータ市場に及ぼした影響はどのようなものであったのかといったことを、関連技術の概要とともに解説します。

Unix開発の中心的な存在であるKen Thompson(ケン・トンプソン)とDennis Ritchie(デニス・リッチー)、Sun Microsystemsの創始者の1人であるBill Joy(ビル・ジョイ)など、数多くのハッカーの存在も見逃せません。数々の伝説が残る彼らの存在がなければ、コンピュータや情報通信の姿は今日とはまったく異なったものになっていたかもしれません。

Unixには、“Small is Beautiful”という基本的な哲学があります。この哲学は、ITの根底を支える重要な概念として今後も継承されていくことでしょう。

※ 本書は、ソフトバンク クリエイティブ(現SBクリエイティブ)の『UNIX USER』の連載「Truth of the Legend - UNIX考古学」を再編し、大幅に加筆、修正を加えたものです。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第1 章プロローグ:Multics
1 Multicsの開発 Unix 誕生の契機
2 Project Whirlwind
3 ARPA
4 Multics

第2 章PDP 7 Unix
1 Ken ThompsonとDennis Ritchie
2 Multics Project 撤退直後の混乱
3 開発用コンピュータの調達
4 Space Travel
5 PDP 7 Unix
6 TMG
7 Programming Language B

第3 章First Edition Unix(Version 1 Unix)
1 私のグループ
2 起死回生の妙案
3 PDP 11
4 QED Ken Thompson のバックキャリア
5 roff
6 First Edition Unix(Version 1 Unix)

第4 章Third Edition Unix(Version 3 Unix)
1 Small is Beautiful
2 1972~1973の状況
3 C 言語の開発

第5 章デビュー
1 学会発表
2 BBNのLISP研究
3 PDP 10の登場
4 デマンドページングによる仮想記憶
5 TENEXの人気
6 TENEXの評価

第6 章Programmer’s Workbench
1 Fourth Edition Unix
2 1974 年から1975 年の状況
3 Programmer’s Workbench

(以下の章については、登録可能文字数制限の都合上節情報を省略しています)

第7 章Seventh Edition Unix(Version 7 Unix)

第8 章Unix at Berkeley

第9 章Berkeley Software Distribution

第10 章UNIX 32/V

第11 章Third Berkeley Software Distribution(3BSD)

第12 章ARPANET

第13 章4BSD

第14章 4.2BSD/4.3BSD

第15章 ワークステーションのコンセプト

第16 章AT&TとUnixライセンス

第17章 Unix Wars

第18章 エピローグ

付録A Unix 関連のトピック

「Unix考古学 Truth of the Legend」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • MacOSやLinuxなどのOSは、Unixをベースにしていると言われています。Unixはベル研究所で開発されたものですが、AT&Tの子会社だったことから、商用販売しようとしたところ独占禁止法に触れてしまいとん挫したようです MacOSやLinuxなどのOSは、Unixをベースにしていると言われています。Unixはベル研究所で開発されたものですが、AT&Tの子会社だったことから、商用販売しようとしたところ独占禁止法に触れてしまいとん挫したようです。その後BSD、HP-UXなどに分流し、AT&T/Sun連合とその他連合とのOS戦争が始まったようです。どっちが本流かの争いをしている間に、マイクロソフトがIntelと組んでWindows3.0を出してしまい万事休す。漁夫の利を得たビルゲイツでしたが、個人的にはUnixの方が好きです。 …続きを読む
    mazda
    2020年06月22日
    11人がナイス!しています
  • UNIX誕生前夜のmultics誕生から、system Vへの一本化、そしてWintel台頭によるUNIXそのものの衰退までを緻密に描いた歴史書。そこにはLinuxは出てこないし、当然SunOSは出てきても、Solarisは出てこないし、ましてや UNIX誕生前夜のmultics誕生から、system Vへの一本化、そしてWintel台頭によるUNIXそのものの衰退までを緻密に描いた歴史書。そこにはLinuxは出てこないし、当然SunOSは出てきても、Solarisは出てこないし、ましてやSolarisに続く実験的プロジェクトであるSpringも出てこない。本流の歴史書と言える。結局、UNIXの歴史って、ケントンプソン、デニスリッチー、ビルジョイという天才たちの独壇場だったことを思い知る。今の若いエンジニアにこそ読んで欲しい。 …続きを読む
    konomichi
    2016年05月05日
    5人がナイス!しています
  • Unixの誕生前・黎明期から80年代にかけての、とても貴重なドキュメント。あれ、どこかで読んだ記憶が…と思ったら十数年前の『UNIX USER』誌の連載(+書き下ろし)をまとめた本。十数年越しの単行本化ってすごいなあ Unixの誕生前・黎明期から80年代にかけての、とても貴重なドキュメント。あれ、どこかで読んだ記憶が…と思ったら十数年前の『UNIX USER』誌の連載(+書き下ろし)をまとめた本。十数年越しの単行本化ってすごいなあ。当時の『UNIX USER』誌は今も書棚に並んでいる。貴重すぎて処分できないのよね。 …続きを読む
    ライクロフト
    2019年01月02日
    4人がナイス!しています

powered by 読書メーター

最近チェックした商品