「魔犬 ラヴクラフト傑作集」感想・レビュー
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「神殿」「魔犬」「名もなき都」の三篇を収録。「名もなき都」では久しぶりにあの二行連句に触れれて満足である。それにしても著者の作品は相変わらず影の使い方が素晴らしい。「魔犬」の銃を構えた時の顔に映るその …続きを読む2022年01月15日62人がナイス!しています
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ラヴクラフトの小説はまだ全集の1巻を読んだだけで、このコミックの「神殿」「魔犬」「名もなき都」は未読。にもかかわらず、小説のあの感じ、虚無感、絶望感、そして全編を通した無音感は充分感じられた。小説の方 …続きを読む2015年12月27日59人がナイス!しています
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小説には“間”というものが確かに在ると思っている。それは作者が情景を想い浮かべる際の(そして読者がそれを受け取る瞬間)そういったものの様な気がしている。そういった“間”は視覚化すると、ともすれば消し去られ …続きを読む2014年09月02日48人がナイス!しています