失物屋マヨヒガ

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2014年03月20日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
192
ISBN:
9784040663678

失物屋マヨヒガ

  • 著者 黒 史郎
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2014年03月20日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
192
ISBN:
9784040663678

誰もが大切な何かを失くしている。

幻の駄菓子屋《マヨヒガ》には、奇妙な少年マヨイガがいる。彼に会えば、失くしてしまった物を取り戻すことができるらしい。それが亡き人だとしても。神か悪魔か――少年をめぐる、懐かしくも怪しい物語がはじまる。 幻の駄菓子屋《マヨヒガ》には、奇妙な少年マヨイガがいる。彼に会えば、失くしてしまった物を取り戻すことができるらしい。それが亡き人だとしても。神か悪魔か――少年をめぐる、懐かしくも怪しい物語がはじまる。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「失物屋マヨヒガ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 袋小路のその先にある昭和の匂いがプンプンする駄菓子屋マヨイガ。そこでは失くした物が同等の価値のあるものと交換して手にいれることができ、そしてポケットだらけの服を着ている少年マヨイガがいる。ひとつひとつ 袋小路のその先にある昭和の匂いがプンプンする駄菓子屋マヨイガ。そこでは失くした物が同等の価値のあるものと交換して手にいれることができ、そしてポケットだらけの服を着ている少年マヨイガがいる。ひとつひとつ単独な話が最後には1つにまとまってくる。マヨイガ君は最後まで不思議な存在だったが、表紙絵はかわいらしい。マヨイガ君の髪型がちょっと現代風だったので、いっそ[坊っちゃん刈り]にすれば、より昭和ノスタルジーが増したであろう。 …続きを読む
    モルク
    2020年06月04日
    77人がナイス!しています
  • 行き止まりの路地の向こう側に在る、失くした物が見つかる駄菓子屋さん。そこにはポケットが沢山付いた服を着た少年マヨヒガが居る。懐かしい昭和の匂いがする異界、そこを訪れる人々は、かつて失った物を持ち帰る為 行き止まりの路地の向こう側に在る、失くした物が見つかる駄菓子屋さん。そこにはポケットが沢山付いた服を着た少年マヨヒガが居る。懐かしい昭和の匂いがする異界、そこを訪れる人々は、かつて失った物を持ち帰る為に、今大切な物を置いて行く。バラバラな物語は終盤でひとつとなり、切ないような、怖いような、ほっとするようなラストが。「おやすくしとく」。覗いてみたいなぁ。 …続きを読む
    Bugsy Malone
    2017年04月01日
    69人がナイス!しています
  • 恒川光太郎と朱川湊人と乙一を混ぜたような雰囲気。「マヨヒガ」とは皆さんご存知、遠野物語の…ではなく。「失くした大事なものが、集まる場所」で、昭和な駄菓子屋。ただし取り戻すには代償を支払わねばならない。 恒川光太郎と朱川湊人と乙一を混ぜたような雰囲気。「マヨヒガ」とは皆さんご存知、遠野物語の…ではなく。「失くした大事なものが、集まる場所」で、昭和な駄菓子屋。ただし取り戻すには代償を支払わねばならない。幻想と懐かしさとエログロが、ちゃちい異形のあわいに挟まり、切なさが闇に流れる。マヨヒガにたどり着く様々な人間模様が、最後に繋がるのも面白かった。現在40~50代の読者に特に突き刺さる和風ダークファンタジー。 …続きを読む
    鷺@みんさー
    2020年04月24日
    38人がナイス!しています

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