「甘え」の視点から漱石の心的世界を解き明かす名著
名著「甘えの構造」の著者が、独特の「甘え」の理論をとおして展開する漱石文学の作中人物論。著者の深層
名著「甘えの構造」の著者が、独特の「甘え」の理論をとおして展開する漱石文学の作中人物論。著者の深層心理学は、明快な診断を下しつつ、次次と漱石の心的世界を浮き彫りにしてゆく。かくして、漱石は本書により、全く予想外の現代的意味をもって登場した。これは、かつてないユニークなエッセイ的文学論といえる。
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