世田谷代官が見た幕末の江戸 角川SSC新書 日記が語るもう一つの維新

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2013年05月10日
判型:
新書判
ページ数:
188
ISBN:
9784047316072

世田谷代官が見た幕末の江戸 角川SSC新書 日記が語るもう一つの維新

  • 著者 安藤 優一郎
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2013年05月10日
判型:
新書判
ページ数:
188
ISBN:
9784047316072

幕末から明治へと移り変わる時代、江戸では何が起こっていたのか!

幕末の動乱の中、江戸に近い世田谷の地で、時代の移り変わりを冷静に見つめていた代官大場与一と妻の美佐。彼らの日記を通して、知られざる代官の暮らしぶりや、豪農と武士との本当の力関係などを紐解いていく。 幕末の動乱の中、江戸に近い世田谷の地で、時代の移り変わりを冷静に見つめていた代官大場与一と妻の美佐。彼らの日記を通して、知られざる代官の暮らしぶりや、豪農と武士との本当の力関係などを紐解いていく。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「世田谷代官が見た幕末の江戸 角川SSC新書 日記が語るもう一つの維新」感想・レビュー
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  • 図書館本。幕末から維新にかけては時代が沸騰して大きく動いた。多くの英雄が出た。彼らのことはよく知られている。歴史の表面に現れなかった庶民は、この動乱をどう見ていたのか。当時の世田谷代官夫婦、特に妻の日 図書館本。幕末から維新にかけては時代が沸騰して大きく動いた。多くの英雄が出た。彼らのことはよく知られている。歴史の表面に現れなかった庶民は、この動乱をどう見ていたのか。当時の世田谷代官夫婦、特に妻の日記によると、ペリーの来航、桜田門外の変、戊辰戦争等々の動乱により、混乱と困惑が続いたことがわかる。武家は農民の人足なしでは戦もできないため、度重なる御用人足の徴発、井伊家による農民兵の整備要請による鉄砲稽古の開始等々で農民たちは激務だったのだ。年貢や上納金を取るだけでなく、武家というのはまったく勝手だ。 …続きを読む
    AICHAN
    2018年11月04日
    41人がナイス!しています
  • 時代劇で描かれるような悪代官は実際には存在しないという話ではあるが、この本を読んでみると代官という立場は上と領民の板挟みになる苦労人ポジションであるのが分かる。まだ農村地帯だった世田谷を統治していたの 時代劇で描かれるような悪代官は実際には存在しないという話ではあるが、この本を読んでみると代官という立場は上と領民の板挟みになる苦労人ポジションであるのが分かる。まだ農村地帯だった世田谷を統治していたのは彦根藩井伊家で本書の主人公である大場氏が世田谷代官として飛び地の統治を代々行っているが、大身の井伊家故に江戸屋敷からの命令で物資や人員の調達を度々行わなければならならなかった。多大な領民の負担を和らげる為に尽力し、一揆や軍事調練など幕末の混乱にも立ち向かっていく姿には同情する。 …続きを読む
    ようはん
    2025年01月04日
    24人がナイス!しています
  • 井伊家代官として、世田谷方面二十ヵ村(約二千石、住民約五千人)を治めた大場家。本書は当主と妻の日記を頼りに、幕末の実像に迫っていく。冒頭、桜田門外で主君井伊直弼が急死。井伊家の御用に苦慮してきた大場家と 井伊家代官として、世田谷方面二十ヵ村(約二千石、住民約五千人)を治めた大場家。本書は当主と妻の日記を頼りに、幕末の実像に迫っていく。冒頭、桜田門外で主君井伊直弼が急死。井伊家の御用に苦慮してきた大場家と領民は、今度は加速度的な時代の変化に見舞われる。和宮輿入れや対英戦への労役や金品負担。内戦による治安悪化。農民の軍事訓練開始。その渦中39才の当主大場与一は病没し、国中が内戦化する中、3年後には幕府も消滅する。夫の死後も日記を書き続けた大場美佐は、人柄まで感じられ、刻々と変わる状況を一緒に追っている様だった …続きを読む
    ホークス
    2016年10月10日
    20人がナイス!しています

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