ツクツク図書館

ツクツク図書館

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2008年02月15日
商品形態:
単行本
ISBN:
9784840121507

ツクツク図書館

  • 著者 紺野 キリフキ
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2008年02月15日
商品形態:
単行本
ISBN:
9784840121507

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ツクツク図書館」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 読メで見かけて気になり手に取った作品です。とにかく不思議な雰囲気で、小説というよりは、まるで絵本を読んでいるかのような、ふんわりとした気分で読み進めました。温かいワケではなく、どちらかというとなかなか 読メで見かけて気になり手に取った作品です。とにかく不思議な雰囲気で、小説というよりは、まるで絵本を読んでいるかのような、ふんわりとした気分で読み進めました。温かいワケではなく、どちらかというとなかなかダーティな女性が主人公で、ギスギスとしたキャラではありますが、不思議と突き放すことができません。’つまらない本’しかあつかわない図書館で繰り広げられる不思議な人々の世界観はちょっと忘れられなくなります。とにかく最初から最後まで‘奇妙’でありながら、ドコかかわいく見守りたくなる作風に癒されたかもしれません。 …続きを読む
    おしゃべりメガネ
    2015年07月08日
    192人がナイス!しています
  • 「日本風の小説の部屋」「物忘れの小説の部屋」「紙芝居の部屋」廊下はなくいくつもの部屋で構成されたツクツク図書館。そこにはつまらない本しかないという。そこで働くことになった着ぶくれの女。彼女の仕事は本を 「日本風の小説の部屋」「物忘れの小説の部屋」「紙芝居の部屋」廊下はなくいくつもの部屋で構成されたツクツク図書館。そこにはつまらない本しかないという。そこで働くことになった着ぶくれの女。彼女の仕事は本を読むこと(なんと羨ましい!)。どれも不思議な物語でオチがあるようなないような。でもこの図書館には行きたくてもたどり着けない人がいるとかたまにハッとさせられる。猫は今も元飼い主の小説を探してるのかな。想像力を掻き立てられる素敵な一冊でした。 …続きを読む
    シナモン
    2021年01月03日
    154人がナイス!しています
  • 変な図書館だ。職員も個性的。特に着膨れの女は呆れる程、我儘で気ままだ。その上、たまに見せる純粋さはこっちの方が間違っている気にさせられるので厄介だ(このタイプには10年に一度の頻度で遭遇する)だが、女 変な図書館だ。職員も個性的。特に着膨れの女は呆れる程、我儘で気ままだ。その上、たまに見せる純粋さはこっちの方が間違っている気にさせられるので厄介だ(このタイプには10年に一度の頻度で遭遇する)だが、女のはた迷惑さが図書館を活気づけているというイカレタ感じが愉快。つまらない本の中からつまらない本を選ぶ見立ての良さや、勝手な行動で図書館の才能を開花させるが如くの力量。まるで人気アイドルとステージママのように息ピッタリ。健気な猫が絡む話が好き。気になるのは後の展開。まさか丸投げか。答えをくれない意地悪な図書館だ …続きを読む
    pino
    2015年07月02日
    153人がナイス!しています

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