橘三千代 下

橘三千代 下

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2001年03月21日
判型:
その他
商品形態:
単行本
ISBN:
9784404029102

橘三千代 下

  • 著者 梓澤 要
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2001年03月21日
判型:
その他
商品形態:
単行本
ISBN:
9784404029102

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「橘三千代 下」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「四神の旗」の予習。不比等というフィクサーがいたものの、この頃は三千代、持統天皇、元明天皇、元正天皇、光明子といった女性たちが歴史を動かしていたことが分かります。この本では不比等の息子たち藤原四兄弟も 「四神の旗」の予習。不比等というフィクサーがいたものの、この頃は三千代、持統天皇、元明天皇、元正天皇、光明子といった女性たちが歴史を動かしていたことが分かります。この本では不比等の息子たち藤原四兄弟も一枚岩ではないようですが、実際のところはどうだったんでしょう。 …続きを読む
    keith
    2020年06月13日
    16人がナイス!しています
  • 下巻は宮子が聖武を産み、2月後に己が不比等の子・光明子を産むところから。やはり後半は律令のことがかなりの部分を占めるが、書紀のことはわずか。遣唐使のことも少し。元明、元正を経てやっと聖武の即位、最後は 下巻は宮子が聖武を産み、2月後に己が不比等の子・光明子を産むところから。やはり後半は律令のことがかなりの部分を占めるが、書紀のことはわずか。遣唐使のことも少し。元明、元正を経てやっと聖武の即位、最後は長屋王の変まで。不比等とともに政治を動かすことの魅力に魅せられていく。しかし、どんな女性であったのかという点は難しい。藤原氏の負の部分はさらりとかわし、過去にはこだわってはいない描き方。最後に光明皇后に向かって「積善の藤家とならねば」というところのみは印象的。飛鳥、藤原、平城の都を知るうえで興味深い。★3.5 …続きを読む
    ソババッケ
    2018年01月13日
    16人がナイス!しています
  • 下巻では文武即位式から三千代の死後までが、基本続紀の記事に沿って描かれます。著者独自の想像と思われる面白かった点は、藤原宮子の首皇子(聖武)の出産場面(難産。迫力あり)、「橘」という姓の由来(生地近く 下巻では文武即位式から三千代の死後までが、基本続紀の記事に沿って描かれます。著者独自の想像と思われる面白かった点は、藤原宮子の首皇子(聖武)の出産場面(難産。迫力あり)、「橘」という姓の由来(生地近くの餌香の市 (えがのいち)に関連)、後宮官員令の作成に三千代が関与するところ、安宿媛が書記編纂に利用されたともされる『善言』で帝王学を学んだところ、不比等の死に至る原因は三千代との娘の安宿媛と多比能の間の問題に起因したとするところ(年表的にも符合)、長屋王邸跡を光明皇后の皇后宮職などに利用した理由などでした。 …続きを読む
    take5
    2024年09月07日
    8人がナイス!しています

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