橘 三千代(上)

橘 三千代(上)

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2001年03月21日
判型:
その他
商品形態:
単行本
ISBN:
9784404029096

橘 三千代(上)

  • 著者 梓澤 要
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2001年03月21日
判型:
その他
商品形態:
単行本
ISBN:
9784404029096

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「橘 三千代(上)」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 天武、持統、文武、元明、元正、聖武6代の帝に仕えた三千代の生涯。彼女が藤原不比等の後妻に納まった経緯。広刀自を聖武帝の後宮に入れた位置づけ。不比等が律令整備や日本書紀編纂にどう絡むのか。こんな記述を期 天武、持統、文武、元明、元正、聖武6代の帝に仕えた三千代の生涯。彼女が藤原不比等の後妻に納まった経緯。広刀自を聖武帝の後宮に入れた位置づけ。不比等が律令整備や日本書紀編纂にどう絡むのか。こんな記述を期待して手にした長編。上巻は壬申の乱後から始まり、子女を後宮に出仕させよとの詔に応じ飛鳥へ。幸運にも美努王の妃として入り、文武の乳母として仕えることに。天武が即位し不比等と知り合ったことで宮子の入内に絡む。そしてこの男と組もうという野望が・・。県犬養氏を含め皇室や氏族の関係や官位などについて詳述される。★3.5 …続きを読む
    ソババッケ
    2018年01月13日
    15人がナイス!しています
  • 「四神の旗」の予習。県犬養三千代の少女期から始まる物語。不比等は後の方で出てきます。 「四神の旗」の予習。県犬養三千代の少女期から始まる物語。不比等は後の方で出てきます。
    keith
    2020年06月13日
    13人がナイス!しています
  • 不比等の妻として藤原・橘氏の繁栄を築いた県犬養(橘)三千代の物語で、上巻は幼少期から出仕後の文武朝まで。特に面白かった点は、氏名通り番犬を飼って屯倉を管理した県犬養氏一族の造形と渡来人が定住していた河 不比等の妻として藤原・橘氏の繁栄を築いた県犬養(橘)三千代の物語で、上巻は幼少期から出仕後の文武朝まで。特に面白かった点は、氏名通り番犬を飼って屯倉を管理した県犬養氏一族の造形と渡来人が定住していた河内国古市郡での生き生きと描かれた少女期。三千代の視点から描かれる不比等や持統。草壁の持統と天武に対する見方。持統の天武・太田皇女・額田王に対する見方。持統の人麻呂の重用と頻繁な吉野行幸の理由(人麻呂の安騎野遊猟歌の場面は秀逸)。高市の死の顛末。葛野王と額田王の人物造形。三千代が不比等を意識したきっかけでした。 …続きを読む
    take5
    2024年03月16日
    12人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品