斗満の河 ―関寛斎伝―

斗満の河 ―関寛斎伝―

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2008年08月07日
判型:
その他
商品形態:
単行本
ISBN:
9784404035677

斗満の河 ―関寛斎伝―

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2008年08月07日
判型:
その他
商品形態:
単行本
ISBN:
9784404035677

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「斗満の河 ―関寛斎伝―」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 髙田郁「あい」を読んで、あいの夫、関寛斎が、なぜ蘭方医としての地位も名誉も捨てて、隠居する年になってから、北海道でも一番寒い陸別で開拓事業をするのか不思議だったので、読んでみた。分厚い本で読み応えあっ 髙田郁「あい」を読んで、あいの夫、関寛斎が、なぜ蘭方医としての地位も名誉も捨てて、隠居する年になってから、北海道でも一番寒い陸別で開拓事業をするのか不思議だったので、読んでみた。分厚い本で読み応えあったが、凡人にとってはぶっ飛んだ生き方でも、関寛斎にとっては自然の流れだったことがわかった。最期の終わり方は辛い。 …続きを読む
    ヤマセミ
    2024年10月09日
    3人がナイス!しています
  • 幕末から明治までを、医療面から関わった関寛斎。司馬遼太郎の小説にも取り上げられるなど幕末の偉人だが、晩年は北方開発に燃え北海道へ、それも十勝地方でも厳寒地域として知られる陸別町。食糧増産を目指し、昔な 幕末から明治までを、医療面から関わった関寛斎。司馬遼太郎の小説にも取り上げられるなど幕末の偉人だが、晩年は北方開発に燃え北海道へ、それも十勝地方でも厳寒地域として知られる陸別町。食糧増産を目指し、昔ながらの大農家が小作を支配し搾取するのではなく、全ての農家が土地を持ち自主独立のもと営農するという理念を実現しようと奔走するが、実の息子に否定され、失意のなか自裁するまでの物語。寛斎の理念は昭和の大戦で国が破壊され、連合国軍による農地解放によって実現することとなった …続きを読む
    アヴィ
    2024年09月19日
    0人がナイス!しています
  • 戊辰戦争の従軍経験もある医者の道から、食糧問題解決という高い志を持って斗満開拓に心血を注いだ。馴染みのある地名がたくさん出てきて、原生林に覆われていた頃の景色を想像しながら読んだ。お金が原因で身内の争 戊辰戦争の従軍経験もある医者の道から、食糧問題解決という高い志を持って斗満開拓に心血を注いだ。馴染みのある地名がたくさん出てきて、原生林に覆われていた頃の景色を想像しながら読んだ。お金が原因で身内の争いを生んでしまったことは、人のために尽くしてきた生き方まで全否定されたようで何よりつらく悲しいと思う。徳冨蘆花との親交を知らず、陸別に来ていたとは驚いた。 雪のない季節はともかく、建物や暖房が現代ほど整っていない中での越冬はどれほど過酷か…想像がつかない。 …続きを読む
    はた
    2023年01月30日
    0人がナイス!しています

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