城の崎にて・小僧の神様

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2012年06月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784041003343
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城の崎にて・小僧の神様

  • 著者 志賀 直哉
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2012年06月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784041003343

大正期の代表的短篇を集めた作品集

小説の神様と言われた志賀直哉。時代を経ていまなお、名文が光る短篇15作。秤屋に奉公する仙吉の目から、弱者への愛を描く「小僧の神様」ほか、「城の崎にて」「清兵衛と瓢箪」など代表作15編を収録する作品集。 小説の神様と言われた志賀直哉。時代を経ていまなお、名文が光る短篇15作。秤屋に奉公する仙吉の目から、弱者への愛を描く「小僧の神様」ほか、「城の崎にて」「清兵衛と瓢箪」など代表作15編を収録する作品集。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「城の崎にて・小僧の神様」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 先日城崎に行ってきたのにこの作品を読んでいなかった事に気が付いて読んでみた、旅情豊かな話かと思っていたら、生と死を扱った深い作品だった、列車に曳かれたのに生きている僕、死んでしまって仲間から見捨てられ 先日城崎に行ってきたのにこの作品を読んでいなかった事に気が付いて読んでみた、旅情豊かな話かと思っていたら、生と死を扱った深い作品だった、列車に曳かれたのに生きている僕、死んでしまって仲間から見捨てられた蜂、石を投げられて殺されそうな鼠、当てるつもりがなく投げた石に当たって死んでしまったイモリ、その差はなんだったんだろう。大正に書かれた作品ではあるが思いのほか読み易かった。清兵衛と瓢箪、小僧の神様も面白かった。それにしても列車に曳かれて無事だったというのも凄い。 …続きを読む
    みかん🍊
    2016年12月10日
    91人がナイス!しています
  • 流石、文豪と言われる方の作品、短編なのに心理描写、人物像がしっかりと読み取れるわかりやすい文章だった。江戸切子のような装丁もお気に入り。 「小僧の神様」が一番好き。 流石、文豪と言われる方の作品、短編なのに心理描写、人物像がしっかりと読み取れるわかりやすい文章だった。江戸切子のような装丁もお気に入り。 「小僧の神様」が一番好き。
    菜穂子
    2023年02月04日
    47人がナイス!しています
  • 城の崎にて。唐突に電車にぶつかるなんて、自殺でもしようとしたのかな、と読者をいきなり混乱させます。そこから虫の挿話を介して生きることへの反問めいた展開があります。鼠の話が残酷で、害虫を殺す歓びって確か 城の崎にて。唐突に電車にぶつかるなんて、自殺でもしようとしたのかな、と読者をいきなり混乱させます。そこから虫の挿話を介して生きることへの反問めいた展開があります。鼠の話が残酷で、害虫を殺す歓びって確かにあって、吸われた蚊なぞやっつければ晴々するのでしょう。不意に訪れた生、玩ばれた命、関心を示されない死骸、そして偶然助かった魂の投石で、たまたま殺されてしまうという因果。そのるつぼの中にいるのだなと思い知らされてしまいます。それが滅形にならず、ここからはじまる感があるところが妙に面白いのです。 …続きを読む
    にゃおんある
    2018年05月07日
    47人がナイス!しています

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