- 著者 三浦 綾子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2012年07月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 368
- ISBN:
- 9784041003862
続氷点(上)
- 著者 三浦 綾子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2012年07月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 368
- ISBN:
- 9784041003862
人は罪を許せるのか……時代を超えた感動の名作!
自殺を図った陽子は、命は助かったものの、自分が不倫の末の子として生まれたことを知り逆に苦悩が深まる。潔癖な陽子は、生母・恵子への憎しみを募らせていく……。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「続氷点(上)」感想・レビュー
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凍結したと思われた物語が融解し、新たに広がり始めた。動的な展開が散見されるにもかかわらず相変わらず静的な印象をもたらすのは、個人の深い瞑想状態のような独白があるわけではないにしろ、各々の心の動きを満遍 …続きを読む2021年05月06日118人がナイス!しています
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人間の罪深さを感じる。嫉妬、疑念、復讐様々な罪を犯してしまう。その罪の重さに苦しみ後悔する。この作品にもたくさんの罪がある。その罪を人は許せるのだろか。とても深い作品。陽子の頑な過ぎる潔癖さに救われる …続きを読む2017年01月29日108人がナイス!しています
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前作を読んでから時があきすぎ、ラストを読み直ししてから本書を手にとる。陽子の自殺未遂から、辻口家を取り巻く環境が少しずつ変化しつつある。出生の真実を知った陽子は心を閉ざし、考え方や人への接し方が平板に …続きを読む2017年04月09日105人がナイス!しています