逃げろ。

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2011年12月26日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
402
ISBN:
9784048860789
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逃げろ。

  • 著者 高村 透
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2011年12月26日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
402
ISBN:
9784048860789

地球に巨大な隕石が落下する――。 パニックの中、僕は……、逃げる。

地球に巨大な隕石が落ちてくる――。救いのないニュースで人間たちはパニックに陥った。狂気の渦の中、僕は殺人犯の老人と、ひきこもりの無口な少女に出会う。そして僕らは……、逃げた。運命に立ち向かうために。 地球に巨大な隕石が落ちてくる――。救いのないニュースで人間たちはパニックに陥った。狂気の渦の中、僕は殺人犯の老人と、ひきこもりの無口な少女に出会う。そして僕らは……、逃げた。運命に立ち向かうために。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「逃げろ。」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 巨大な隕石が落ちてくる。それでも会社に行くことにした僕は成り行きで、引き籠りの少女と殺人犯のおっさんと逃げることに……。社会によって丹念に隠されていた生と死が剥き出しになる時、止まっていた僕の心は激しく 巨大な隕石が落ちてくる。それでも会社に行くことにした僕は成り行きで、引き籠りの少女と殺人犯のおっさんと逃げることに……。社会によって丹念に隠されていた生と死が剥き出しになる時、止まっていた僕の心は激しく揺れ動く――。前半が凄まじいボトルネック。『終末のフール』を期待して読み始めたら劣化村上春樹が始まっていたという具合。脈絡のない支離滅裂な会話に何度ぶん投げたくなったことか。だが、後半、ホスピスで過ごす安らぎの日々の後に待っていた展開には読み入り、そしてラスト、胸に響くものを得た。「逃げろ。」どこまでも。 …続きを読む
    F
    2011年12月24日
    23人がナイス!しています
  • 終末モノではあるけれど、巨大隕石が迫るというのはあくまでも舞台装置。極限状況でさらけ出される登場人物の心を描いているはずなんだけど… どうにもそれぞれの心理描写が悪い意味でハイセンスな表現、まわりくど 終末モノではあるけれど、巨大隕石が迫るというのはあくまでも舞台装置。極限状況でさらけ出される登場人物の心を描いているはずなんだけど… どうにもそれぞれの心理描写が悪い意味でハイセンスな表現、まわりくどくてわかりづらい。主人公もそうなる理由があるとはいえ、ひたすら虚無感を漂わす割には無闇に他人に関わって立ち位置があやふや。ラストあたりで一応トラウマの昇華はできた様子ながら、なんともスッキリしないままの結末でこれを『良い』とは評価しづらいなぁ。『可もなし不可もなし』。 …続きを読む
    おかむー
    2012年10月21日
    15人がナイス!しています
  • なかなかにリアルだった。 つまりは何かとてつもない脅威によって、世の中が瓦解してしまったとき、世紀末と言っても過言ではないかのような、都市機能が失われ、秩序が崩壊したとき、そんな世界で人はどう生きるの なかなかにリアルだった。 つまりは何かとてつもない脅威によって、世の中が瓦解してしまったとき、世紀末と言っても過言ではないかのような、都市機能が失われ、秩序が崩壊したとき、そんな世界で人はどう生きるのか、何が変わり、何が変わらないのか、何を想い、何を想わないのか、そういうのを書きたかったのだろう。    色々なものから逃げていた。形あるものないもの。  何か色々なことがあった。でも……何も言えない。  生きた人がいる。生を全うしたんだ。  そしてこれからも逃げ続ける人がいる。   このクソッタレな世界で。 …続きを読む
    さばかん
    2012年11月03日
    13人がナイス!しています

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