私の愛した男について

私の愛した男について

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2011年12月22日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
208
ISBN:
9784041100677

私の愛した男について

  • 著者 田口 ランディ
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2011年12月22日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
208
ISBN:
9784041100677

私たちは無力だけれど、傍らに立ち、そっと寄り添うことができる。

男の求愛に破滅していく0Lが語る衝撃の表題作。しだれ桜の下に立つ白い男とは。教会に現れた野生児は神に選ばれし者なのか。残された日々を生きるがんの父に寄りそう娘の決断は…? 魂を揺さぶる短編集。 男の求愛に破滅していく0Lが語る衝撃の表題作。しだれ桜の下に立つ白い男とは。教会に現れた野生児は神に選ばれし者なのか。残された日々を生きるがんの父に寄りそう娘の決断は…? 魂を揺さぶる短編集。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「私の愛した男について」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 【birthday book】すっかり、どハマりしている田口ランディさん作品です。何がどういいのかと問われると、正直何とも答えに窮するのですが、自分的には飽きない多彩な作風が一番の理由かなと。あらゆる作風の作品を 【birthday book】すっかり、どハマりしている田口ランディさん作品です。何がどういいのかと問われると、正直何とも答えに窮するのですが、自分的には飽きない多彩な作風が一番の理由かなと。あらゆる作風の作品を書き上げ、本当に同一の作家さん?と思ってしまいますが、やはり基本軸はパンチのきいたランディさんカラーがしっかりと出ております。今作もテーマがバラバラな4作品からなる短編集ですが、感動をじんわりと与えてくれる内容のものもあり、またしても田口ランディさんのいい意味での裏切りにあった渋い作品でした。 …続きを読む
    おしゃべりメガネ
    2015年10月18日
    150人がナイス!しています
  • 表題作と3編の短編。田口ランディは初めてだが、性愛を描いた「私の愛した男について」は、ランディらしいものなのだろうか。どこにでもあるモチーフながら、主人公のよくわからなさがいいような、悪いような。読後 表題作と3編の短編。田口ランディは初めてだが、性愛を描いた「私の愛した男について」は、ランディらしいものなのだろうか。どこにでもあるモチーフながら、主人公のよくわからなさがいいような、悪いような。読後にも不安とその反対の力強さを感じる。全く趣の違った短編3編はとてもよかった。「デフ・ヴォイス」の原点とも思えた「命につけし名は」を含め、短編とは思えぬ深い感慨に満ちている。他の作品も読みたいと思う。 …続きを読む
    クリママ
    2016年03月06日
    51人がナイス!しています
  • 4篇収録。表題作は中篇で残りは短篇。表題作だけが少し違う雰囲気。他3篇は“助けを必要とするもの”と“助けようとするもの”がテーマ。ただ手を差し伸べればいいってもんじゃないのは人間同士だからこそなんだろう。短 4篇収録。表題作は中篇で残りは短篇。表題作だけが少し違う雰囲気。他3篇は“助けを必要とするもの”と“助けようとするもの”がテーマ。ただ手を差し伸べればいいってもんじゃないのは人間同士だからこそなんだろう。短い中に響くものがある。著者の本を読むのは約20年ぶり。スピリチュアル系になって離れたんだっけな、違ったかな。昔読んだものも再読してみようかな。ただし元気なときに。 …続きを読む
    アコ
    2018年12月16日
    22人がナイス!しています

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