魔欲

魔欲

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2012年07月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
384
ISBN:
9784041001714
label

魔欲

  • 著者 山田 宗樹
  • 装丁 角川書店装丁室 國枝達也
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2012年07月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
384
ISBN:
9784041001714

襲いかかる死の衝動、 緊迫の社会派サスペンス!

広告代理店に勤める佐東は、プレゼンを繰り返す忙しい日々の中、自分の中に抑えきれない自殺衝動が生まれていることに気づく。無意識かつ執拗に死を意識する自分に恐怖を感じ、精神科を訪れるが、そこでは!? 広告代理店に勤める佐東は、プレゼンを繰り返す忙しい日々の中、自分の中に抑えきれない自殺衝動が生まれていることに気づく。無意識かつ執拗に死を意識する自分に恐怖を感じ、精神科を訪れるが、そこでは!?

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「魔欲」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 死にたい自覚が全くないまま発作的な自殺衝動に悩まされる広告会社のクリエイター。担当する精神科医は診療を続けるうちに、人間の脳にはもともと自殺衝動を起こす仕組みが備わっているのではないかと考えるようにな 死にたい自覚が全くないまま発作的な自殺衝動に悩まされる広告会社のクリエイター。担当する精神科医は診療を続けるうちに、人間の脳にはもともと自殺衝動を起こす仕組みが備わっているのではないかと考えるようになる。普段は休止しているが、何らかの原因で起動すると意思や理性で抑えられず自ら命を絶ってしまうという仮説が妙に説得力があって怖い。興味深くはあったが、ちょっと暗くてどんより。コマーシャル制作のエピソードの方が面白かった。プレゼンやコピーのアイディアに感嘆!山田宗樹さんの企業小説読んでみたい。 …続きを読む
    アッシュ姉
    2018年08月15日
    71人がナイス!しています
  • 図書館本。駅のホームに立つとふと飛び込もうとする、しかも無意識に。不倫相手の夫の自殺をきっかけに佐東は死の世界へ呼び込まれていく。主人公目線と精神科主治医目線で描かれていく心の葛藤。「死にたい」「生き 図書館本。駅のホームに立つとふと飛び込もうとする、しかも無意識に。不倫相手の夫の自殺をきっかけに佐東は死の世界へ呼び込まれていく。主人公目線と精神科主治医目線で描かれていく心の葛藤。「死にたい」「生きたい」「殺したい」「助けたい」、色んな要素が絡み合ってラストは一気読みでした。 …続きを読む
    ジュン
    2017年08月28日
    39人がナイス!しています
  • 『Σ』… 「死にたくない」と思う気持ちが、一般的なものなのか自信が持てなくなる… 読後にタイトルが浮かび上がってくる。 フトした時、弱った時の人の心、僕はキチンと前を向けるのか⁈ 上手く前を向けたとして 『Σ』… 「死にたくない」と思う気持ちが、一般的なものなのか自信が持てなくなる… 読後にタイトルが浮かび上がってくる。 フトした時、弱った時の人の心、僕はキチンと前を向けるのか⁈ 上手く前を向けたとしても、向いた先が今、僕が思う合っている方向だとは限らない。。 …続きを読む
    Junichi Yamaguchi
    2017年11月28日
    33人がナイス!しています

powered by 読書メーター

著者紹介

山田 宗樹(やまだ・ むねき)

1965年愛知県生まれ。
筑波大学大学院修了後、製薬会社で農薬の研究開発に従事。
その後『直線の死角』で第18回横溝正史ミステリ大賞を受賞し作家デビュー。
2006年に『嫌われ松子の一生』が映画、ドラマ化され大ヒット作となる。
2013年『百年法』で第66回日本推理作家協会賞を受賞。その他著作に『ジバク』『ギフテッド』など。

この著者の商品

最近チェックした商品