きりこについて

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2011年10月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784043944811
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きりこについて

  • 著者 西 加奈子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2011年10月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784043944811

猫を愛するすべての人に贈る希望の物語

※ご注文いただくタイミングによっては、お届けする商品のカバーとサイトに表示されている画像が異なる場合がございますが、ご了承くださいませ。

きりこは「ぶす」な女の子。小学校の体育館裏で、人の言葉がわかる、とても賢い黒猫をひろった。美しいってどういうこと? 生きるってつらいこと? きりこがみつけた世の中でいちばん大切なこと。
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きりこは「ぶす」な女の子。小学校の体育館裏で、人の言葉がわかる、とても賢い黒猫をひろった。美しいってどういうこと? 生きるってつらいこと? きりこがみつけた世の中でいちばん大切なこと。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「きりこについて」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 西加奈子というのは、極度に振幅の大きい作家のようだ。すなわち、いい時にはこの人にしか書けない独特のペーソスに溢れた小説を書く一方で、不調の時には目も当てられない。それでも書くのはプロの作家らしくはある 西加奈子というのは、極度に振幅の大きい作家のようだ。すなわち、いい時にはこの人にしか書けない独特のペーソスに溢れた小説を書く一方で、不調の時には目も当てられない。それでも書くのはプロの作家らしくはあるのだが。さて、本作はその残念な方の西加奈子である。主人公のきりこのデフォルメにしてもそうだが、出てくる人物たちのことごとくがステレオタイプを脱することができないままで終わってしまう。猫のラムセス2世もまたしかり。俄かに語り手に据えたところで、いかほどの効果を上げるわけではない。 …続きを読む
    ヴェネツィア
    2020年03月17日
    717人がナイス!しています
  • 薄い本、やはり恐るべし!読感は「うまい!」としか言い様がありません。そして何処からか「そうなること(=当方が”うまい!”言うこと)は分かっていたよなぁ!」「わかっていたよなぁ!」とラムセス2世とその他面 薄い本、やはり恐るべし!読感は「うまい!」としか言い様がありません。そして何処からか「そうなること(=当方が”うまい!”言うこと)は分かっていたよなぁ!」「わかっていたよなぁ!」とラムセス2世とその他面々の猫達が当方に向かって言っているのが聞こえたような気がしました。お勧めです。 …続きを読む
    ehirano1
    2017年10月07日
    421人がナイス!しています
  • 「きりこは、ぶすである。」清々しいまでにきっぱりとした書き出し。その後もばっさばっさと言い切ってゆく力強い文章が続く。関西弁は不思議だ。強い言葉で言い切っていても、人情味が漂う。自分の事は他人に決めさ 「きりこは、ぶすである。」清々しいまでにきっぱりとした書き出し。その後もばっさばっさと言い切ってゆく力強い文章が続く。関西弁は不思議だ。強い言葉で言い切っていても、人情味が漂う。自分の事は他人に決めさせてはいけない、誰もが唯一無二の存在なのだ。そうきりこは主張する。全身で主張する。人にどう思われても、笑われても。なんて爽快な物語だろう。読み終わり、冒頭の「きりこに捧ぐ」の意味を知る。そうこれはきりこの相棒、猫のラムセス2世の目線から語られた物語だったのだ。西加奈子版『吾輩は猫である』優しさと強さに溢れて。 …続きを読む
    風眠
    2021年02月07日
    369人がナイス!しています

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