鬼の跫音

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2011年11月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
240
ISBN:
9784041000120
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鬼の跫音

  • 著者 道尾 秀介
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2011年11月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
240
ISBN:
9784041000120

謎の男「S」が仕掛ける6つの罠。

ねじれた愛、消せない過ち、哀しい嘘、暗い疑惑――。心の鬼に捕らわれた6人の「S」が迎える予想外の結末とは。一篇ごとに繰り返される奇想と驚愕。人の心の哀しさと愛おしさを描き出す、著者の真骨頂! ねじれた愛、消せない過ち、哀しい嘘、暗い疑惑――。心の鬼に捕らわれた6人の「S」が迎える予想外の結末とは。一篇ごとに繰り返される奇想と驚愕。人の心の哀しさと愛おしさを描き出す、著者の真骨頂!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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道尾秀介『鬼の跫音』 インタビュー!

「鬼の跫音」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 鬼の跫音。何とも胸をざわつかすタイトルだ。人は誰もが心の内に闇を持つ。戻れない一線を越えた瞬間人は鬼と化す。もう人ではない。人の形をした鬼。それはヒタヒタと読む者に近づいてくる。すべてに共通するのはS 鬼の跫音。何とも胸をざわつかすタイトルだ。人は誰もが心の内に闇を持つ。戻れない一線を越えた瞬間人は鬼と化す。もう人ではない。人の形をした鬼。それはヒタヒタと読む者に近づいてくる。すべてに共通するのはSという人物。だがそれぞれ違う人物。そして鴉。過去に復讐されるかのような主人公達。各短編は幻想的に耽美的にそして時に論理的に表情を変える。不思議に後味は悪くない。むしろ静かで穏やかで台風の目にいるような感覚。何よりこの完成度の高さ。聞けば処女作「背の眼」の後に書き始めた作品との事。やはり恐ろしい作家だ。 …続きを読む
    サム・ミイラ
    2016年04月17日
    397人がナイス!しています
  • ある作家さんの作品を読んだせいか、怖さやエグさは感じなかったです。イヤミスと言われてますが、もっとモヤモヤ、ザワザワするかと思いましたが、それほどでもなかったです。物語の設定、構成に秀逸で、どんな人で ある作家さんの作品を読んだせいか、怖さやエグさは感じなかったです。イヤミスと言われてますが、もっとモヤモヤ、ザワザワするかと思いましたが、それほどでもなかったです。物語の設定、構成に秀逸で、どんな人でも心の裏には、悪意、狂気、鬼の一面があるのだと、どの短編にも感じられました。この作品が道尾秀介さんの初読みでよかったかな。また別の作品で道尾ワールドを堪能したいですね。でも、とりあえずツッコんでおこう。鴉、出すぎたろう!虫も出すぎだ!Sって誰だ! …続きを読む
    しんごろ
    2018年02月01日
    329人がナイス!しています
  • 恐怖感に満ち満ちた短編集。表紙のように、無機質で何の温もりも感じられない風景描写がはっきりとあって、登場人物たちが驚愕に包まれる体験をする。文章を読んでいるときも、読み終わったときも、著者の念がぐっと 恐怖感に満ち満ちた短編集。表紙のように、無機質で何の温もりも感じられない風景描写がはっきりとあって、登場人物たちが驚愕に包まれる体験をする。文章を読んでいるときも、読み終わったときも、著者の念がぐっと心に残り続け、本当に空恐ろしい気持ちになる。達磨の目が何を意味するか初めて知ったし、目を鏡と理解するほど追い詰められた惨劇は、実に惨たらしい。絵の中に込めた想いと、絵の中にしか込められなかった憎悪の感情が、凄まじい。そして何より、著者の底知れない胆力に、脱帽しかない。 …続きを読む
    ノンケ女医長
    2023年06月28日
    292人がナイス!しています

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