昭和二十年夏、子供たちが見た日本

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2011年07月08日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
320
ISBN:
9784048850988

昭和二十年夏、子供たちが見た日本

  • 著者 梯 久美子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2011年07月08日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
320
ISBN:
9784048850988

あの終戦の日、子供たちが見たものは何だったのか。

児玉清、中村メイコ、山田洋次、倉本聰、五木寛之……太平洋戦争の当時、子供時代をおくった著名人10人が見た終戦、そして戦後日本とは。世代を超えて現代の我々に問いかける戦中派からのメッセージ。 児玉清、中村メイコ、山田洋次、倉本聰、五木寛之……太平洋戦争の当時、子供時代をおくった著名人10人が見た終戦、そして戦後日本とは。世代を超えて現代の我々に問いかける戦中派からのメッセージ。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「昭和二十年夏、子供たちが見た日本」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 昭和二十年夏、・・・兵士たち・女たちに続いて、3冊目は子供たち。今作は10人の著名人に対するインタビューで構成されています。子供は、親や身の回りの大人をよく見ているんですね。見て・聞いて・感じて、ちゃんと解っ 昭和二十年夏、・・・兵士たち・女たちに続いて、3冊目は子供たち。今作は10人の著名人に対するインタビューで構成されています。子供は、親や身の回りの大人をよく見ているんですね。見て・聞いて・感じて、ちゃんと解っている。でもそこに施される教育によって大きく左右される。特に印象的で素敵だなと思ったのが、中村メイコさんのご両親です。「答えをひとつに絞ると人生は息苦しいよ」のくだりは、今の自分にも響くものがありました。お父さんちょっぴり言い訳っぽい所もあるけど、一本芯が通っていて、ストンと落ちてくる。 …続きを読む
    Natsuki
    2015年08月11日
    58人がナイス!しています
  • 子どもの目から見た戦争、10人の著名人へのインタビューをまとめてある本。とっても読みやすかった。親の職業や住む場所によって、同じ戦時下にありながらも子どもの生活環境や感じ方、ものの考え方が大きく違うのが 子どもの目から見た戦争、10人の著名人へのインタビューをまとめてある本。とっても読みやすかった。親の職業や住む場所によって、同じ戦時下にありながらも子どもの生活環境や感じ方、ものの考え方が大きく違うのがよくわかる。そして子どもながらに大人の世界をよく見ている、憶えている。時代の流れに乗った親、精神的に抗った親の様子も生き生きと。あの戦争を生き抜きそれぞれの道で有名になった方々だが、幼い頃の体験が魂の一部となって人を作っているのだなぁと興味深かった。子どもって弱いけどたくましい。中村メイコ父は素敵。 …続きを読む
    ころりんぱ
    2014年03月05日
    36人がナイス!しています
  • 敗戦時、その時子供だった人に、当時の出来事についてのインタビュー。早く戦場に行って死にたかった児玉清氏。幼いながら歌手としてトラック諸島や硫黄島で歌っていた中村メイコ氏。中村メイコさんは特攻隊の前でも 敗戦時、その時子供だった人に、当時の出来事についてのインタビュー。早く戦場に行って死にたかった児玉清氏。幼いながら歌手としてトラック諸島や硫黄島で歌っていた中村メイコ氏。中村メイコさんは特攻隊の前でも歌っていた。大人になってから彼等が次の日に死ぬ運命だった事に思い至り、涙が止まらなくなったと言う。疎開先でビオフェルミンの甘みを求め、蛇やセミまで食べた倉本聰氏。ピョンヤンでソ連兵に腹を踏まれて吐血する母を見た五木寛之氏。子供ゆえに周りの大人を注意深く観察していて、語るにつれ記憶が蘇るようだ。 …続きを読む
    キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん
    2018年10月07日
    29人がナイス!しています

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