黄金の王 白銀の王

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2012年01月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
496
ISBN:
9784041000106
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黄金の王 白銀の王

  • 著者 沢村 凛
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2012年01月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
496
ISBN:
9784041000106

一国をめぐる男二人の相克!! 日本ファンタジーの最高峰、遂に文庫化!!

「気がつくと、夢中で読みふけっていた。続きが気になって、中断したくない。
一刻も早くラストを知りたいが、物語が終わってしまうのも、惜しい。結局、読了後もしばらく余韻が続いた。」(小谷真理氏「解説」より)

二人は仇同士であった。二人は義兄弟であった。そして、二人は囚われの王と統べる王でであった――。
一国をめぐる男二人の相克!
翠の国は、ここ百数十年、鳳穐(ほうしゅう)と旺廈(おうか)という二つの部族が覇権を争い、現在は鳳穐の頭領、櫓(ひずち)が王として治めていた。
櫓は旺廈の頭領となるべき薫衣(くのえ)を森の中に幽閉してきたが、15歳になった時、薫衣を王の城、四隣蓋城に連行する。
城の地下、歴代の王の墓所で2人きりになった櫓は思わぬ提案を投げかける。「二つの氏族を一つにし、戦を終わらせよう」と。
「敵を殺したい」という欲求を植えつけられた二人の王にとって、それは想像以上に厳しい道だった……。
“仇を討てぬ臆病者”。その非難をあびながらも、迫り来る外敵に備え、二人は己を殺して国難に立ち向かう。
日本ファンタジーの最高峰作品。

【目次】
序章
第一章 雷鳥の帰還
第二章 翼なき飛翔
第三章 ススキ野に吹く風
終章
主な登場人物
解説 小谷真理
「気がつくと、夢中で読みふけっていた。続きが気になって、中断したくない。
一刻も早くラストを知りたいが、物語が終わってしまうのも、惜しい。結局、読了後もしばらく余韻が続いた。」(小谷真理氏「解説」より)

二人は仇同士であった。二人は義兄弟であった。そして、二人は囚われの王と統べる王でであった――。
一国をめぐる男二人の相克!
翠の国は、ここ百数十年、鳳穐(ほうしゅう)と旺廈(おうか)という二つの部族が覇権を争い、現在は鳳穐の頭領、櫓(ひずち)が王として治めていた。
櫓は旺廈の頭領となるべき薫衣(くのえ)を森の中に幽閉してきたが、15歳になった時、薫衣を王の城、四隣蓋城に連行する。
城の地下、歴代の王の墓所で2人きりになった櫓は思わぬ提案を投げかける。「二つの氏族を一つにし、戦を終わらせよう」と。
「敵を殺したい」という欲求を植えつけられた二人の王にとって、それは想像以上に厳しい道だった……。
“仇を討てぬ臆病者”。その非難をあびながらも、迫り来る外敵に備え、二人は己を殺して国難に立ち向かう。
日本ファンタジーの最高峰作品。

【目次】
序章
第一章 雷鳥の帰還
第二章 翼なき飛翔
第三章 ススキ野に吹く風
終章
主な登場人物
解説 小谷真理

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

序章
第一章 雷鳥の帰還
第二章 翼なき飛翔
第三章 ススキ野に吹く風
終章
主な登場人物
解説 小谷真理

「黄金の王 白銀の王」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 『廸く者としてあることの一番の困難は、なすべきことをなすこと自体でなく、何をなすべきかを見極めることにある』血脈を同じくする二人の王、互いの親は「相手を殺せ、根絶やしにせよ」と遺言を残した。血で血を洗 『廸く者としてあることの一番の困難は、なすべきことをなすこと自体でなく、何をなすべきかを見極めることにある』血脈を同じくする二人の王、互いの親は「相手を殺せ、根絶やしにせよ」と遺言を残した。血で血を洗う骨肉の戦いが続く種族間の敵同士。争いに勝つことより和解の道を選ぶ、若き王が歩む困難極まりない道。後半に進むにつれ、凄すぎて圧倒された!誇り高き気高さと、内包された孤独と忍耐。一族の未来を思う王の言動は、その思いを知らぬ同族にさえ憎まれる。妻たちの一途と、結末の潔さに泣く。リーダーという荷の重さが響く‼️🙇 …続きを読む
    三代目 びあだいまおう
    2021年02月09日
    303人がナイス!しています
  • 6年ぐらい前に単行本で読んで以来の再読だったけどやっぱり面白かった。好みが変わっていない=成長していないということかもしれないけど。ちなみに文庫化の際の訂正箇所はどこだかさっぱりわからなかった。 6年ぐらい前に単行本で読んで以来の再読だったけどやっぱり面白かった。好みが変わっていない=成長していないということかもしれないけど。ちなみに文庫化の際の訂正箇所はどこだかさっぱりわからなかった。
    takaC
    2015年01月19日
    145人がナイス!しています
  • 果てしなく深い憎しみに支配された国を統べる二人の王の物語。落ち着いた語りで紡がれるその高貴な世界観を堪能した。穭と薫衣は互いに信念と矜持を持って国を想う。しかし敵対する立場が目指す道の妨げとなり、なか 果てしなく深い憎しみに支配された国を統べる二人の王の物語。落ち着いた語りで紡がれるその高貴な世界観を堪能した。穭と薫衣は互いに信念と矜持を持って国を想う。しかし敵対する立場が目指す道の妨げとなり、なかなか先の見えない均衡状態を生み出してしまう。相手を信頼して良いのか、不安は杞憂でしかないのか、駆け引きと心の葛藤が巧みに描かれていたと思う。それだけに二人が相手へ正直な言葉をふっと吐き出した場面には胸が一杯に。そして読み終えた時に歴史の流れの余韻に浸りながら、切なさと共に大切なものを得たような心持ちとなった。 …続きを読む
    buchipanda3
    2020年09月04日
    127人がナイス!しています

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