- 著者 桐野 夏生
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2011年08月31日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 288
- ISBN:
- 9784048742351
緑の毒
- 著者 桐野 夏生
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2011年08月31日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 288
- ISBN:
- 9784048742351
嫉妬、妄想、昂奮。その愉楽に、医師は溺れた。暗い衝動をえぐる邪心小説!
妻あり子なし、39歳、開業医。趣味、ヴィンテージ・スニーカー。連続レイプ犯。水曜の夜ごと、川辺は暗い衝動に突き動かされる。救急救命医と浮気する妻に対する、嫉妬。邪悪な心が、無関心に付け込む時――。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「緑の毒」感想・レビュー
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川辺は医者になって人生勝ち組になったと確信したに違いない。しかし医師のカーストで最下位である開業医にしかなれず、そのために多額の借金を背負いながら自分より上位カーストの勤務医である妻に不倫された屈辱と …続きを読む2021年02月06日209人がナイス!しています
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面白い、面白いんですよ、だからこそ一気にイケたわけだし。でもここ最近の桐野作品には「毒気」が足りないんでは?この作品にしたって、ラストレイプ犯が追い詰められてからが「極み」だと思うのに、なんとも拍子抜 …続きを読む2015年04月27日200人がナイス!しています
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あら?気がつけば有り触れた娯楽小説に終わってしまった。桐野夏生著書への期待度に対して結末が拍子抜けでは?奥付によると、2003年12月開始で2011年5月終了の全12回不定期連載らしいが、確かな構想に基づいた長期 …続きを読む2012年03月27日164人がナイス!しています
著者紹介
桐野 夏生(きりの・なつお)
1951年金沢生まれ。99年『柔らかな頬』で直木賞、2003年『グロテスク』で泉鏡花文学賞、04年『残虐記』で柴田錬三郎賞、05年『魂萌え!』で婦人公論文芸賞、08年、『東京島』で谷崎潤一郎賞、09年『女神記』で紫式部文学賞、10年『ナニカアル』で島清恋愛文学賞、11年読売文学賞。04年、英訳版『OUT』で日本人初のエドガー賞候補となる。