「緑の毒」感想・レビュー
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川辺は医者になって人生勝ち組になったと確信したに違いない。しかし医師のカーストで最下位である開業医にしかなれず、そのために多額の借金を背負いながら自分より上位カーストの勤務医である妻に不倫された屈辱と …続きを読む2021年02月06日211人がナイス!しています
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面白い、面白いんですよ、だからこそ一気にイケたわけだし。でもここ最近の桐野作品には「毒気」が足りないんでは?この作品にしたって、ラストレイプ犯が追い詰められてからが「極み」だと思うのに、なんとも拍子抜 …続きを読む2015年04月27日200人がナイス!しています
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あら?気がつけば有り触れた娯楽小説に終わってしまった。桐野夏生著書への期待度に対して結末が拍子抜けでは?奥付によると、2003年12月開始で2011年5月終了の全12回不定期連載らしいが、確かな構想に基づいた長期 …続きを読む2012年03月27日164人がナイス!しています
著者紹介
桐野 夏生(きりの・なつお)
1951年金沢生まれ。99年『柔らかな頬』で直木賞、2003年『グロテスク』で泉鏡花文学賞、04年
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